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バーンブレイバーンがえらい件について

ワイの文章見たに違いないとか尊大な事は言わないが、普通の思惟の結論として妥当な「水星の魔女のダメなとこ」をちゃんと(今の所)潰してあるのである。
ホントーにえらい。

1.クローン技術の生命倫理問題

水星の魔女ではリプリチャイルドなるテクノロジー用いて自分の野望達成を狙ったプロスペラが「雑に」許されている訳だが、こんなのは言語道断である。あんな生命の冒涜は世界中の宗教団体が声を一つにして非難する奴だし、科学者ですら生命倫理問題から警鐘を鳴らすヤベェネタだ。あの筋書き書いた大河内は倫理的な問題意識を持たないバカ田大卒業疑惑がある狂人であるし、小林寛監督やプロデューサー、ディレクターはあれ止めなかった無能である。仕事をしろ。
で、バーンブレイバーンでも「ルル」という生命倫理問題に抵触する技術が出ているが、このテクノロジーはデスドライヴズという敵方が使うもので、人類側は「ルル」をルルとして極めて人間的に扱い、個人として扱っている。


人の命を、心を、人生をどの様に捉えるかの問題だ。
えらい(えらい)。ごめん大張さん、小柳さん。こんな程度の低い事で褒めて本当にごめん。だってバンダイ・サンライズ側に本当に人間としてダメな奴が多いんだもん、相対的に褒めざるを得ない。

まともな思考で居てくれて
ありがとう!

でね。
生命倫理問題に気付いているからこそスペルビアの動きがベリー良いんだわ。スペルビアは「ルル」を使っていた側だ、デスドライヴズだ。ある意味でそれは彼らの常識だった訳だが、スペルビアはルルを見て見解を改めた。改悛や悔悟を経て回心したのである!
スペルビアは確かに罪を犯したかもしれない。しかし改悛して回心したのならば赦しましょう。なんぴとも罪に染まらぬ事はなし。正しく神とまみえて我々と同じ方向を向くのであれば、彼は我らの隣人です。隣人を愛し、赦しましょう……とキリスト教的にスペルビアは赦され得る。

大河内はスペルビアの爪の垢を煎じて飲んで、どうぞ。

2.オープニングテーマ

本来こんな事は説明される方が慮外のバカなんであるが……

世の中には水星の魔女製作陣上層部みたいなイかれた連中もいるので油断ならない。テーマソングやぞ? Themaだぞ?
そこに作品の主題置かずに何とする?
ったく、バンダイ系列の連中は白痴か。
slashやおぉんも歌だけ見たら悪かないよ、そりゃ歌手だもの歌は上手いさ。
だけどそれがアニメ主題歌として適切かという話ではなくてな……アニメのテーマソングとしては失敗ですわ。つーかYOASOBIさんが凄すぎた。

作中のスレッタそんな動きしてねーもん。更にラス前反省会予測当たったが、小林寛はなーんも考えずにYOASOBIさんの祝福最後に流したよね。それやるなら途中でエアリアルがスレッタを突き放したり対立する筋書きをゴミ箱に捨てろ。鬼畜メガネを床に正座させて説教せぇ。

これに対してバーンブレイバーン。ほんと涙が出るほど正しい。ロボットアニメテーマソングかくあるべし。

私はロボアニメの古典を履修してるから当然のこととして「オープニングテーマソングがそーなんだから、そらまぁバーンブレイバーンは最後こうなりますわ」と理解できるのだが、世の中には不幸にして水星の魔女がロボアニメの第一歩だった人もいる。この人達は古典知らんからオープニングテーマソングと本編筋書きの呼応というものを知らない。
惜しい。
本当に惜しい!
せめてL.O.D.の方のガイキングを視聴していてくれたなら……っ!

グレンラガンを見ていてくれたなら……っ!

けものフレンズで心揺らしてくれていたならばっ!

今俺は猛烈に悔しい。今回ルイス・スミスが自爆特攻じみた攻撃仕掛けたのはけものフレンズで言えば11話「せるりあん」放映直後の状態だろう。大丈夫だバリ監督を信じろ、かつてみんながたつき監督を信じた様にな!(大河内は信じなくていい。小林寛もだ)

3.ブレイバーン=スミス説

今日の仕事終わったら書く(宣言)
気になる人は先にYouTubeでワイのコメント探しといて。

では書く。
最初私はブレイバーン=スミス説には否定的見解だった。仮にそうだとして話は盛り上がるか? 勇気を歌い上げるのに役立つか?
私は古い人間であり物語ストーリーにテーマを求める。私の場合技術やテクノロジーの進歩は人類を幸せにするという主題を必ず置く。これはアシモフ博士やドク・スミスから受け継いだものだ、これを捨てるぐらいなら筆を折る。その他雑多なテーマを置く事もあるが、ここだけはブレない。
で、富野もパヤオも今川も……作家性が強いストーリーテラーはやっぱり主題が強いのよ。私が見る限り大張監督も同系だ。主題を置き、主題を強く打ち出し、主題で視聴者の心を貫く。
さぁ、ブレイバーンがスミスだと彼の主題は強化されるか?

【最初期の状態では】否なのである。例えそうだとしてもなぞなぞ当てたぐらいの意味しか無いんだ。
が、双炎の肖像の歌詞(裏テーマに当たる)と勇気爆発、スペルビアとの対話……そしてルイス・スミスを求めるデスドライヴズ。
ピースが揃った時に閃いた

ブレイバーン=スミスかつ、ブレイバーン≠ルイス・スミスだとしたら?

迂闊であった……何故主人公と仲間たちはスミスって呼ぶんだ? スミスというのは彼のファミリーネームで、英語圏では良くある姓だ。日本人だと鈴木、山田に近い「よくある名前」に過ぎない。下手すりゃ50名も集まれば被るようなファミリーネームで普通呼ぶか?
そしてスミスってのはファミリーネームだから、彼の両親や子供もスミス。つまりブレイバーンが何らかの形でスミスの子の位置に居るならブレイバーン=スミスは成立するし、ブレイバーン≠ルイス・スミスも成立するっ!

そう来たか。


このアイデアは秀逸だ。もし外れたら自作のトリックとして採用したい。

BlueSkyでも度々書いたが、視聴者の予測を外すだけでは脚本家として三流だ。一流なれば視聴者の予測や期待を外しつつ、彼らが予期したものより素晴らしい、彼らが思い付かなかったがより好ましい筋を書く。

イサミにとってルイス・スミスは代え難い仲間で魂の兄弟である意味推しだ。つまりブレイバーンがスミスの裔だとするならブレイバーンはイサミにとって

「推しの子」

参りました。プロの脚本家や監督の本気を見た。見たかヒロシィ! 見たかナノ河内!

まだ幼いブレイバーンに、お父さんは繰り返し繰り返し「共に戦ったヒーロー」の話をします。

イサミは本当に凄いやつさ、どんな時でも諦めないんだ!
 スパルカイザーより?
ああ、スパルカイザーよりもだ!
 ふぅーん、会ってみたいなぁ。本物のヒーロー……
会えるさ! そしてお前はイサミと共に戦う「勇者ロボ」になるんだ!
 えっ! ゴルドランとかガオガイガーみたいな? なれるの!
ああ、なれる。ガオガイガーどころかバイカンフーにだってなれる。お前は自慢の息子だもの。イサミがお前をどこまでも強くしてくれる。勇気無限大だっ!


……このシチュエーション、見たくね?

方針変えて、noteでの収益は我が家の愛犬「ジンくんさん」の牛乳代やオヤツ代にする事にしました! ジンくんさんが太り過ぎない様に節度あるドネートをお願いしたいっ!