失敗しないエアブラシ選びで失敗する道筋

しょうぜん

軽く凄い地獄を見た。
筆塗りお勧め動画を見た後に、なんかエアブラシ選択とか失敗しないエアブラシの動画が流れてきたのだが……

1.下手くそな人のケース

なんかこのエアブラシ(USB充電式の安い奴)を忖度なしでレビューしますって言ってんだけど、忖度以前に塗りが下手。なんかエアブラシ十年使ってると供述してるが「君、10年エアブラシで何してたの?」と言う感じである。当然該当のエアブラシは使い物にならないと断じられるのだが、使い物にならないのはどっちやろーな。純粋無垢な初心者は「はぇー、これはあかんのか。気をつけよ……」となるのであろうが、気をつけるべきはまず動画こさえてる人物の技量であろう。

2.プロのケース

二分された。先ずね、塗装上手い奴は基本どんなん使わせてもそこそこ上手いの。だから本当の達人が「これでも使えます」とゆーててもだね、スキル足りない人が上手く使えるとは限らんのだ。弘法筆を選ばずって奴ですよ。
次に、プロだけど下手な人。辛い(本当につらい)
まぁ、プロモデラーって国家資格とかじゃないからな。

まぁ、下手な人は論外として……誰の意見を聞いてどれ買うべきか選ぶとしたら、ワイは上手い人を当てにするべきではないと考えた。上手い人は上手いから変なもん使っても上手く仕上げてしまう。実際1980円のハンドピースで人物画描いちゃう絵描きとか、ニードル曲がったエアブラシで絵を描く人もいる。技量が高ければ機材が多少アレでもどーにか出来てしまう。そしてワシらは下手くそだから機材のダメさをカバーできない。
なら普通の人が使ってるエアブラシ選べばいーかってーと、普通の人は普通だからそもそもエアブラシ使わないし(ガンプラ好きの大部分は今、塗装とかしません)、普通の人はご大層にエアブラシのお勧め動画は撮影しないのだ。

そもそもですよ。
YouTubeにそんな動画出す奴は腕に覚えがあるか、なんか勘違いして自分は出来る子と勘違いした残念な奴だろうし、ガンプラ界隈だとエアブラシって細吹き出来るスプレー扱いやろ? てか一部エアブラシ推進派は缶スプレーが高いから長い目で見たらエアブラシの方が安いと主張する貧乏人だ。道具の機能ではなくコストでしか見てないから誰でもムラなく極薄塗面作れてひと瓶100円の筆塗り塗料出たらそっち靡くぜ? 

ワイが知りたいのは最大・最小の吹き付け範囲だったり、塗料粒どれくらい細かく出来るかだったり、普通に吹いてどれくらいのグラデーション作れるかとか、そーゆー「機能部分」だ。エアブラシで紙に下手くそなへのへのもへじ描かれても判断材料にならぬ。てか、レビューと主張する動画の内幾つかは、商品評価をどうやってやるかっちゅー企画構成力が「無い」、乏しいのではなく無いのである。

例えばエアブラシという製品の工作精度の話をするのであれば、複数購入して各部寸法測って公差どれぐらいとかって測定するわな。鋳造とか旋盤で切削とかだろうからあんま精度は変わらん思うが……(タップ使って手作業でネジ切るとか逆に凄い) 普通は設計誤差とかの方がデカいと思うやで。

結論として、むしろ初心者や経験が少ない人でも上手く塗れるエアブラシこそ、エアブラシ初心者向けの製品だと思うのだが、そんな人はYouTubeに動画を上げないという時点でお話終わっちゃうんだよね。むしろエアブラシで絵を描いてる人の動画の方が、エアブラシの練習の仕方やコツを伝授しててえー感じやなと。
そもそも今のガンプラ界隈では「練習をする」という部分が殊更忌避されてて、ノウハウにより失敗を防ぐという流れが主流になっとる。

方針変えて、noteでの収益は我が家の愛犬「ジンくんさん」の牛乳代やオヤツ代にする事にしました! ジンくんさんが太り過ぎない様に節度あるドネートをお願いしたいっ!