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2024-04-25

声をかけられやすい人は、存在する──
わたしがそうなのだが、どういう雰囲気をまとっている人間が声をかけられやすいのかまでは、わからない。


イケアは迷子になりやすい
先日も当然、なってしまった


いままでに、さまざまな場所を訊ねられた。
「ナントカ線のドコドコ駅」
「保健所」
「市役所のドコドコ課」
「商工会議所」
わたしは口頭での説明がうまくはないので「すぐにご案内します! ついてきてください!」と、連れていっている。中でも、商工会議所の場所を訊ねてきた学生さんは印象的で、なんとこれから簿記試験を受けるというではないか。

商工会議所は近いが、学生さんが迷って雨に濡れて困っていたところに、わたしが「どれ、主治医のところに注射されに行くか」と、雨女もかくやと現れたらしい。
傘を貸しながら、ふたり小走りになり、現場へ向かう。
「試験受かりますように! 頑張って!」
と、わたしが出入り口まで見送った、あの学生さんは、いま、どうしておられるだろうか。無事試験に受かり、現在もお元気でいらしたら嬉しい。

しかし反面、困ったこともあった。
昨日引っ越してきたばかりのわたしに「コレコレってどこにあるかわかる?」と、トラックの運ちゃんが声をかけてきたのだった。
当然、地理に疎いどころではないわたしには、わからないので「引っ越してきたばかりで。すみません」と答えることしかできなかった。
「こっちこそごめんね〜!」
運ちゃんは爽やかに去っていった。


ところで、どこでも声をかけられてしまうわたしの特徴は、いったい何なのだろうか。
激しく気になる。

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