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八、女風の厳しさ

現役時代、お客様からよく、この仕事大変だよね、と言われていました。

もちろん大変な面はあります。実際にお会いしてサービスを密室で一対一で提供する訳で、それなりに神経は使います。他にもDM営業、自己PRなどもそつなくこなさなければいけません。

しかし、他の仕事に比べて特段大変だというようなことは無いように思われました。

たとえば、飛び込み営業の精神削られ度に比べたらDM営業など屁のかっぱレベル、接待に比べたら、接客施術でそこまで神経をすり減らすなんてこともありません。掲示板への書き込みも有名人への誹謗中傷に比べたらやさしいものです。さらに、出勤時間が決まっていませんから、朝ゆっくり過ごせます。

それでいて、売れれば普通のサラリーマンの何倍も稼げるのですからこんな楽な仕事はないと今は思っています。

よくセラピが、この仕事をしていると病みそうなど言いますが、女風の仕事の大変な部分をやたら大きくして話しているだけです。盛ってるってやつです。私は彼らの話を大袈裟だなあと思って聞いていました。実際大袈裟なのです。なぜならそういう人に限ってこの仕事辞めないから笑 本当に病むなら何も言わず辞めているはずです。

男性用の風俗と比べても、女風の場合、お客様のほとんどの方は身なりをきれいに整えてくださいます。

それにホテルで密室の中、風俗嬢は、自分より背も高く力もある人を相手にしなければならなく、非常に怖いと思われます。引き換え女風の場合、横幅は置いておいて、たいていお客様よりセラピストのほうが大きく力もあるので、そこまで怖いなどと思ったことはありません。刃物が出てきたら別ですが。私はそんなことは気にせず、お泊まりの時もぐーすか寝ていました。

女風の仕事を本当に大変だと思うのは潔癖症の人くらいでしょう。女風セラピストをやろうと考えている時点でそんな人は皆無でしょうし、言い方が悪いですが、

誰のマ○コでも舐めることのできるのが我々なのです。

ただ、そんな私でも大変だなと思ったことはあります。以前書いた「一、かぐわしい場合」を参照してみてください。

~つづく~


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