17日目 スケジュールアプリの話(忙しい時は海苔巻きがいい)
娘スジ子のことを知ってる者は薄々感づいていると思う、彼女は計画を立てたり、また予定に沿って行動することが苦手である。
まず時間の計算が出来ない。計算が出来ない、というのは小学5年生くらいで習う時速何キロとかそういうのが、わからない、という意味ではない。一応学校で習った算数の計算は出来るけど、例えば30分ってどれくらい、とか体感としてわからないみたいなのだ。
1日5ページづつやれば、20ページの宿題は4日で終わる、ってのはわかっている。ただ、5ページの宿題にたいしてどれくらい時間がかかりそうか、パラパラとワークを見ても予想がつかない。そういうことにある程度見通しがついて、見通しの通り進められれば、おそらくスジ子は別の学校で高校生活を送っているであろう。
学校の課題のみならず、例えば友だちと遊ぶにしても、何時ごろ出掛ければ何時ごろ帰宅になるか、いや、その前に友だちとの待ち合わせの何分前に家を出ないとならないのか、そういうのが曖昧というか、テキトーである。塾だの部活だのの後に友だちと映画に行ったりカラオケ行ったりしたら、そりゃ日が暮れてからの帰宅になるよな、ってのがわからないようで、時折えらい遅い時間に帰宅して叱られたりしていた。
なお、こういう場合に叱られる子は「うちは厳しい」ってよそのご家庭と比較して思うようだ。しかしそこは「厳しすぎ」と親に改善を要求するのではなく、上手い立ち回りを身につけて欲しいのだ。要所要所で何時ごろになる、とか伝えればいいのに、充電の残量も計算出来ないのかなしのつぶてなので叱られるのだ。いちいち親に連絡するなんて、って思うかもしれないが、その場にいない友だちや(まだいないが)彼氏には連絡したりするではないか。食べたものや友だちとの変顔写真撮ったりしてさ。
って文句を言い出すと止まらなくなるのだが。そんな彼女に救世主が現れた。それはたまたま入った部活でのこと。それまで(中学)はクラスラインには入ってて、連絡取り合ったりはしていた。しかし今回は『タイムツリー』っていうスケジュールアプリを共有させられることになった。そしてそのアプリには!先輩が既に予定をいれてくれていたのであった!
これはありがたい。学年は違っても同じ学校の先輩後輩、学校祭とかテストとか最初から入っており、あとは自分で共有しない情報(歯医者に行くとか補講があるとか)も入れられる。スケジューリングにかなり難ありのスジ子でもとても前向きになれるアプリなのであった。
ってなんか友だちに勧められて良くなるなんて、進研ゼミみたいな展開だけど。同じアプリで複数のグループ分けも出来るとのことで彼女の希望でわたしも同じアプリを入れた。わたしの方で例えば法事とか?入れれば、この日は部活休みます、とか早めに調整出来るのだ。
もちろん授業中はスマホ禁止だし、例えばスマホを落としたり、充電切れたり、という不測の事態もあり得るので、手帳と二刀流で行く予定だが。中学時代は手帳に書くことも忘れており、夏休み中の部活を無断欠席したり、課題の提出が遅れたり、ってのがちょくちょくあった。人任せにするわけではないが、誰かがスケジュールを用意、というか共有してくれるのは非常に助かるのであった。
さてまだこどもの日メニューは続く。鯉のデコ海苔を買ってしまったからな。
①鯉のぼり🎏海苔巻き(中身はレタス、甘酢カツ(冷食)、焼肉丼の具(冷食))
…の予定であったが。スーパーの宅配で注文した海苔は幼稚園児の遠足用なのか、かな〜り小さかったのであった。かんぴょう巻きやかっぱ巻きくらいしか作れないサイズ。わたしの注意不足なのだろう、通販だとそういうことってたまにある。なので、こちらにはカリカリ梅を入れ、大きい海苔で焼肉とレタスを巻き、カツは別に盛った。小さくてちまちました作業はイーッとなる。床に落としたご飯を踏んで、さらにウェッとなる。デコ弁作るお母さんは偉いなぁ。
②卵焼き
③なすピーマン味噌炒め
④蛇腹きゅうり胡麻ポン酢梅和え
⑤さくらべこもち
補食として、死屍累々と積まれた失敗巻きの中で比較的マシなのを切って持たせた。更にそこからも漏れた者どもの中からマシなのを自分の弁当としてタッパーに詰め、文字通り箸にも棒にもかからない(つまんだらすぐぼろぼろと崩れるような)のを朝ごはんとして食べた。
感想。
美味しかった!海苔巻きは食べやすいので良かったとのこと。(ゆっくりランチならご飯でもいいが、例えばギリギリで課題をしてる時はやはりおにぎりや海苔巻きがいいのであろう)
でもお母さん…もし寝坊して大変な時はなす味噌とご飯だけでもいいから! わたしなす味噌好きでそれだけでご飯一杯イケるから! だそうです。ありがたい…のかな?