見出し画像

ファッキンミュージック

っていう曲を歌っている鈴木実貴子ズに最近ハマりかけてます、べんです。


よりによって音楽業界の友人からこんな業界にケンカ売ってるバンドをおすすめされると思わなかった…。


ロックだなぁ。


ええ、私昔からロックが大好きでそれが高じておっさんになってもハードロックバンドのヴォーカルをやっております。


はじめは親父の影響で長渕剛にめちゃくちゃ影響され、
その後歌声にフォーカスした結果ウルフルズ、井上陽水、村下孝蔵、中島みゆきなどいろんなアーティストに触発された少年時代。


でも、聴くのは好きでも歌うのと音楽の授業は大っっっっっきらいでした。


親戚のあつまりで小学生のとき無理やりカラオケさせられて、ドラえもんのうたを歌わされた屈辱ッ…!


リコーダーと鍵盤ハーモニカにひたすら苦しめられた忌々しい記憶ッ…!


そのせいで中2あたりまで歌うのが本当にイヤだったんですよね。


私が中学生のころに福山雅治の桜坂とか、サザンのTSUNAMIなんかが流行ったんですが、
流行りと真逆をいく私は「けっ!」とひとり音楽もディグディグしておりました。


ちょうど昔のアニソンなんかにもドハマリして聞いていた時代。
だから未だに「内容は1ミリもしらないのにOP、ED、挿入歌だけ完璧に知ってる」作品が特撮とアニソンはいっぱいあります。


そんななか私を変えたのは、あの曲との出会いでした。
そう他ならぬ…


「YouはShock!!!」


北斗の拳主題歌、愛をとりもどせ!!です。
クリスタルキングというバンドの存在もここで知り、この力強く美しいハイトーンをまさか男性が出していると知ったときのShockはまさにあべし。


私は田中昌之を目指すために生まれたんだな。


3ヶ月くらいそう思ってました、ガチで。


その田中さんが神と崇めるヴォーカリストが海外にはいるとも知り、
私にとっての神が神っていうなら神のみぞ知るセカイがあるにちがいない…
と思い、それは誰だ!?と調べたところ


LED ZEPPELINというバンドのヴォーカル、ロバート・プラントという男だと。


そこで誰もまわりに洋楽を知る人間がいなかったのでひとりでこそこそ嗅ぎ回ると、
よくテレビで流れる「あああ〰〰〰〰あぁ!!!↑↑↑」(移民の歌)の人だと知り、驚愕。



ブルーザー・ブロディの入場曲やんけ!



洋楽のおもしろさを「こんな奇声()が世界的に売れるもんなんか…」と勘違いした私はいろんなアーティストをまたディグりはじめました。


それからはQUEEN、JOURNEY、DEEP PURPLEといったところからEarth Wind&FireやThe Bee Geesなど徐々世界を席巻していたアーティストたちを聴き漁る日々。


しかし未だにBEATLESはなんとなく通ってません。
有名だから。
マイコーは大好きなのに。


そして高校生のある日AC/DCのThunder Struckという曲をはじめて聴いたとき、またも私は大ショックを受けたのです。


「え、なにこの奇声は(ドン引き)」


ブライアン・ジョンソンの金切り声歌唱はまさに青天の霹靂。
落雷、という曲名そのままに衝撃を喰らいました。


コレは本当に人間が出してる声なのか!?


ほどなくして私が愛してやまないGUNS N' ROSESのWelcome To The Jungleにも出会い、またまたショックを受けます。
どんだけショックやねん。


アクセル・ローズのヒステリックな金切りシャウト、シャナナナナナナナニーズニーズ!!!、悦子の母乳だ!!!(空耳アワー)


こんな声になれるなら死んでもいい…
若いころ私は本気でそう思って、土日の深夜パックでひとりカラオケにこもり10時間メタルを叫び続けるという狂気の沙汰もやったりしました。


…まあ今でもたまに練習としてやるんですが。


好きなもの、変なもの、興味がそそられるものって、人生をがっつり傾ける熱量が湧くものですよね。
それはワクワクというもの、自発性のもとだと思っています。  


あの頃どこにも居場所がなくて、毎日苦しくて、
悔しくて、世の中すべてが敵にしかみえなかった。


わりとガチ目に大人も同級生も、世間も全部敵だと思ってギラギラしてた。


でもそのおかげで我が道を行き、
ファッション、歌、武術との超濃厚な出会いと学びを果たすことができた。


カネはないけど、ステキな人たちに出会えた。


振り返るとあれでよかったんだな、と


人生ってそんなもんだったりしません?
たらればなんてどうでもよくなっちゃう。


ありがとう音楽。
だけどビジネスライクな音楽と業界のありかたはキライだよ。


ファッキンミュージック!!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?