【3分IT】“新規システムじゃないからDXとか関係ないよね”という誤解
3分くらいで読めるコラムです。今の日本が抱える問題は...などと論じるつもりはありません。休憩や通勤のおともにどうぞ。
-- こんなニッチな記事を開いて頂き誠にありがとうございます。
結論
既存のシステムもDXを実現するための基盤の一部です。顧客と一緒に「全体最適」、「適応力」を備えたシステムに近づけましょう。
説明
DXという言葉が「製品・サービスやビジネスモデルの変革」と定義されることから、何か新しいものを導入するように思われることが多いようです。ですが、DXの本来の狙いは事業環境の変化に適応していくことにあります。もし現在運用されているシステムに以下のような特徴があった場合、新たなデータ活用や、これと連携する新規システムをスピーディーに構築することは困難になります。
顧客データ(顧客情報、契約情報)が複数のシステムに散在している。(そして定期的に同期しながら互いに補完しあっている!)
データ連携するのに都度カスタマイズが必要。
同じ意味合いのデータが異なるデータフォーマットで運用されている。
このような状態だと、いざ変革をしようと思っても既存システムが弊害になって実現できない場合がある(または、時間をかけてしまい競争劣位になる)ということです。もしシステム再構築のようなきっかけがあるならば、お客さまの情報部門などにDXに関する要求事項が無いか、確認することをお勧めします。
周辺システムと協調して動いているシステムであれば、再構築とはいえデータフォーマットや連携方法を一気に変えることは難しいかもしれません。ですが決して0か100かの選択ではないはずですので、As-is(現状)とTo-be(あるべき姿)を描いた上でNext(現実的な次の状態)を検討するのも有効と考えます。
DXの理解を深めたい方は経済産業省や情報処理推進機構(IPA)からわかりやすいガイドラインが公開されているのでそちらをご参考ください。
つたない文章を最後までお読み頂きありがとうございます。よろしければもう一つ記事を開いて頂ければ幸いです。
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