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【3分IT】YouTubeの外のSIerという仕事とその魅力
3分くらいで読めるコラムです。独立系SIerの話。YouTubeの中はきっと空想世界。。。
-- こんなニッチな記事を開いて頂き誠にありがとうございます。
企業の情報システムの構築を請け負うITサービス(ITコンサルティング、ITソリューション)を指す。この事業者をシステムインテグレーター(SIer)と呼ぶ。
結論
SIerは様々な業界の仕組みとテクノロジーの両方に触れられるのが魅力。楽しむには自らサービス領域を広げ、未経験の分野に飛び込んでいくバイタリティが重要。
説明
YouTubeで「年数○千万!」みたいなIT企業のプロモーションをよく見かけますがそれはいったん置いておいてください。
IT系の企業は似たような呼び名がいろいろで迷いがちです。ここでは、主にIT子会社や大手ベンダーから受注してシステム構築を行う企業(いわゆる”独立系SIer”)とします。下の図の青いところです。
![](https://assets.st-note.com/img/1716986969494-2T8bgS8arP.png?width=800)
事業会社(例えば製造業、小売業、エネルギー事業、..)の経営者が「今年は売上100倍や!」みたいな目標を立てると、事業内容に詳しいIT子会社(②)や自社製品を提案したい大手ITベンダー(③)の力を借りて必要な情報システムを導入します。この時、SIerはこれらの企業から情報システムの構築を請け負います。
IT子会社(②): 特定の事業や業界に特化したITサービスが強み。
大手ITベンダー(③): 自社テクノロジーと広い知見が強み。
SIerの立場で、情報システムの構築を通して経験できる仕事は発注元のサービス内容に寄る傾向があります。具体的には、IT子会社なら親会社の事業やその業界に詳しくなり、大手ITベンダーならベンダーの自社製品やサービスに詳しくなれます。
<IT子会社(②)から受注した場合の具体例>
例えば親会社がガス会社なら、そこのシステム開発をとおしてガス供給事業やエネルギー産業に詳しくなれる。【業務系の経験値】
<大手ベンダー(③)から受注した場合の具体例>
例えば会計ソフトのカスタマイズ導入なら、その製品や会計システムに詳しくなれる。データ分析ソフトであればデータ活用のテクノロジーに詳しくなれる。【テクノロジー系の経験値】
独立系SIerは②や③のいずれかではなく、どちらも経験できることが特徴です。また、IT子会社や大手ベンダーよりもエンジニアリングの機会が多いので構築力が身に着きます。自らサービス領域を広げ、未経験の分野に飛び込んでいくバイタリティがある人はこれらの魅力を味わえます。
(注意点もありますが、それはまた別の機会に。。)
つたない文章を最後までお読み頂きありがとうございます。よろしければもう一つ記事を開いて頂ければ幸いです。
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