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愛すべき本たちの物語

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孤独な私にとって本は生きる知恵を与え、慰めを与え、指針を与え、魂を与えてくれた。 そんな数々の本を読み起こしながら語ってみたい。
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2024年6月の記事一覧

「村上春樹、河合隼雄に会いに行く」~心の中の闇を見つめて

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ヒストリエ12~5年間待ち続け20年間読み直した物語

岩明均は処女作「風子のいる店」以来のファンである。 出た!とうとう出たのである。ヒストリ…

イスラムでは何故豚が禁忌なのか~「ヒトはなぜヒトを食べたのか」より

カニバリズムの調べものをしていたときに読んだ本。アメリカの人類学者の本である。この本はタ…

よだかの星~いじめられっ子のバイブル

小学校の頃いじめられっ子だった私は休み時間になると図書室に隠れていた。休み時間には、いじ…