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投球モーションのフェーズを理解し分析する

投球モーションは一連の動作ではあるが、
いくつかのフェーズに区切るとことができる。
そのフェーズを理解しておくと、
自分のフォームと向き合いやすくなり、
調子を崩したり体に不具合が出たときに、
その課題や反省点を見つけたり原因究明するときに役に立つ。
今回はそのフェーズを解説する。
より実践的な解説と、
フェーズごとの大切な意識も詳しくお話ししていこうと思う。



【投球フェーズプロ解説】

1、ワインドアップ、セットポジション
ターゲット期

これは、投球に入る前の構え。
名前をつけるとしたら、

【ターゲット期】

投球をする前に、
投げる目標に向けてターゲットしてフォーカスする。
どんな球を投げて、
打者にどんなリアクションを求めるか。
イメージを作るなど、
頭を整理して心を決める時間。
この時間にイメージができていなければ、
中途半端な投球をしてしまうことが多い。
大切な第1フェーズとなる。

2、足を上げる
バランス期

これは文字通り軸足一本で立つ。
軸足とは反対の足を上げ、
踏み込む勢いをつける直前のフェーズです。
名前をつけるとしたら、

【バランス期】

序盤にしてその後の投球に大きく影響を与える大事なフェーズとなる。
名前をバランス期とした事にも理由がある。
このフェーズ時には力み極力抜く必要がある。
バランスに対する意識を重視する事により、
力む意識を分散させる意図がある。

3、アーリーコッキング
姿勢確保期

これは先ほど上げた踏み出し足が、
地面に着地するまでのフェーズを言う。
名前をつけるとしたら、

【姿勢確保期】

傾斜の上を並進運動をしていくにあたって、
軸の移行という最大の難所を迎える。
このフェーズもその後の投球に大きく影響を与える。
ここで軸の角度がズレると、
その後の軸の回転効率は下がってしまう。
勢いだけに意識がいってしまうと、
姿勢が崩れ軸も壊れてしまう。
そのため、
並進運動よりも姿勢の確保を優先する名前を、
あえてつけている。

4、レイトコッキング

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