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【学習効率法シリーズ①】「感情論・質より量」が招く悲劇


パー蔵です.

前回のブログ記事で, 【やる気・モチベ・学習意欲なんて考えるだけ無駄】という話をしました.

文章量の問題もあり, 端的に述べたつもりでしたが, 自分で読み返すとやや極端に感じ, また具体的な理由や指針が示されてなかったなと反省しました.

そのため, 今回のブログ記事で, 深くお話をしようと思いました.

結論から述べると, モチベややる気などの学習に対する積極的ないしは消極的な感情というのは, 学習していく中で生じてくるものであり, 何もしていない状態から突然湧いてくるものではないということです.

また, この話題に伴い, 「まずは質より量から」という考え方もちょくちょく耳にしますが, これが後に悲劇を呼ぶという話もしようと思います.

それでは本題へ.


1. 感情論の目的化が招く悲劇

僕も1年前までは, 「やる気を維持しなければ!」「モチベが下がってはいけない!」と考えていました.

しかし, その考えが間違っていたことに今年に入って気付きました.

どういうことかというと, やる気やモチベを上げるために学習するようになってしまいかねないということです.

なぜ前回のブログ記事の最後に, 僕が3つの質問項目をあげたのかというと, 『あなたの学習は何のためのものなのか』を明確にしてもらうためです.

ではなぜ学習目的が明確でないといけないか.

学習する上での"達成感"を得られないからです.

例えるなら, ゴールのないマラソンを走れと言われて走れますか?ということです.

目的が曖昧だと, なんのために学習しているのかわからなくなり, 4年生が卒論を書くときに良く陥るような, 学習に対するダルイという気持ちが強くなります. 

そして, そのダルイという精神的なストレスから逃れようと, 娯楽に走り, 取り組むべき学習を悪い意味で先延ばしにしてしまいます.

少し題目と内容がズレてしまいましたので, ここで話を戻したいと思います.

以上のような傾向に陥りやすい, 過去の僕のような人は, 「モチベを上げなきゃ!」「やる気を起こさなきゃ!」と考えます.

これ自体は悪いことではないのですが, そればかり考えてしまうと, 先程述べた『何のために学習しているのか』という本来の目的が"モチベ・やる気"などの感情論にすり替えられてしまいます.

これの一番危険なことは, やる気やモチベがあるだけで学習できた気になること, あるいは逆に学習が捗らないのはやる気・モチベが足りないからだと原因が分かった気になってしまうことです.

つまり, モチベややる気という言葉が, 自分の学習できない状態を"正当化"し, 現実逃避するための"言い訳道具"と化してしまうのです.

これでは根本的にどうすれば現状を打破できるのか, 分かったことには全くなっていないのです.

こうなってしまってうと, いかに学習内容を効率よく頭に入れるかを考えず「これだけの量をこなしたんだから, しっかりと学習ができたはずだ!」という勘違いをしてしまうからです.

大事なのは『あなたが勉強することで偉かった成果を得ることができたかどうか』であって, よく耳にする「結果よりも努力した過程がが大事なんだよ」なんて話は結果論でしかありません.

そんなことを言えるのは, 結果を出した人が後々振り返った時に「あれは努力したからだなぁ」と思い返す時の話であって, これから結果を出そうと勉強する人あるいはしている人が考えていいことではありません.


2. 量に捉われる悲劇

先述の続きの話になります.

よく「質なんか最初から上げられないんだからまずは量をこなさないと」「何事も経験して量をこなすことが大事」みたいな風潮が流行っているように思われます.

大間違い.

量をどれだけこなしても, 所詮はその量の中でこなしたレベルでの質でしかなく, いつまで経ってもそれ以上に質を上げることはできません.

発想が逆なのです.

質を上げようとするから量が増えるのです.

なぜなら, 質を上げるためにはさまざまな工夫が必要とされるため, その分試行錯誤しなきゃいけません.

その試行錯誤のために, 必然と量は増えていきます.

こういうと「結局量が求められるじゃねーか」と思う方がいるかもしれませんが, これは考え方の問題であり, そこを履き違えた者が, よく学校にいる「めっちゃ勉強してるね, と周りから評価されるがあまり良い成果をあげられていない人・目的を達成できなかった人」です.

この状態になってしまうことが悲劇なのです.

周りから「頑張ってるねぇ」とか言われといて, 期待されといて, 十分な成果を上げられないのって, 悲しくないですか?

大事なのは『勉強をすることで達成しようとしていた成果を上げること』であって, 誰もそれだけ頑張ったからそれほどの時間をかけたから成果が出るなんて保証はしていないのです.

そんなものは感覚的な問題でしかないので, 量をこなして頑張ることで成果を出せるなんて思い上がってはいけません.

常により効率的な学習を試行錯誤するという能動的な姿勢で, 毎日頭を使った学習をしましょう.

それによって質も量も自然と上がってきますから.

大事なのは『常に工夫をすること』です.


3. まとめ

今回はいつもの半分ぐらいの量で書き上げてみましたが, いかがだったでしょうか?

僕は決して, やる気やモチベーションそれ自体を否定しているわけではありません. 

そうではなく, 考え方の順序を変えてみることで, 現状を打破することが可能になる場合もあると言うことを, 今回のブログ記事を通じてお伝えできればと思っています.

「学習が続かない」「思うように学習が捗らない」そういう悩みに対して, 同じ考え方で対処し続けていては, やり方を少し変えたところでまた同じ悩みにぶち当たり, 悪循環を生み出すだけです.

ですから, 自分の学習目的を果たすべく, 常に「より効率的な学習方法はないか」「今の学習方法より最適は方法はないのか」と言うことを考えながら学習を進めていくことで, 目的達成率は少なからず上げることができるのではないかと思います.

このブログ記事の内容が, みなさんにとって少しでも有益な情報となっていれば幸いです.

以上, パー蔵でした.

ではまた〜👋

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