「月の詩情」(萩原朔太郎)

 昔から月を題材にした詩や俳句、歌は世界中で親しまれています。文化が違っていても悲しみが伴う表現が多い所が普遍的なものとして受け入れやすいです。近代になってから月の存在感が薄れていきます。天文学が発達して神秘性が失われたことや、電灯によって夜が明るくなったことが原因です。現代で月の魅力を見つけづらいのも納得です。

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