「級長の願い」(小林多喜二)

 戦時中の学校で、家庭の貧乏を嘆く級長のメッセージです。1931年12月1日のメッセージで、日中戦争が始まっていませんが、柳条湖事件の後なので戦争への機運が高まっている様子です。世界恐慌の影響がわかりやすい文章です。世界のニーズに対応できないことで不況になるのは今の日本よりも悪い状況です。格差が大きくなりながらでも経済成長が続くうちに良い経済循環に戻れるようになって欲しいです。

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