「彩虹」(山本周五郎)

 樫村伊兵衛は鳥羽藩の筆頭年寄で、藩の重臣にあたります。実直な性格で、間違ったことができない性格です。色恋にはうといようで、料亭の娘の、さえの気持ちには全く気づいていません。勉学を終えて江戸から戻って来た脇田宗之助にもすぐに気づくようなことですが気づきません。脇田が嫁に欲しいとプレッシャーをかけますが、最後まで気づきません。さえが思わず口に出した言葉でやっと理解します。脇田がとても良い友人だなと思います。

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