「疵」(小林多喜二)

 「私」の娘が、共産主義活動をしていて何度も警察のお世話になっていました。レポーターという役割を担っている中で捕まっているようです。昔の共産主義活動家に限らず、警察の対応は厳しいものでした。娘の身体には無数の傷跡があり、母にとってトラウマになってしまいます。今では考えられないことなのでギャップを感じます。法に抵触しているので中々難しいことですが、個人的に暴力への忌避感が強いのでそういった手法を悪ととらえています。

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