「あまり者」(徳永直)

 「私」の故郷は田舎らしい田舎と言われるほど自然が豊かな地域でした。弟の手紙から、発電所ができたり、電車が通じたと知ります。「私」の記憶から変わりつつある所から寂しさを感じます。手紙を読み進めていくと、「私」の旧友である兵さんが死んでしまったと知って悲しんでいました。
 後半では兵さんが虐げられている描写が続きます。階級社会の悪い部分を凝縮したような話で気分が悪くなります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?