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受贈記念:没後10年舩木倭帆(ふなきしずほ)展

 アサヒグループ大山崎山荘美術館に行きました。今年の7月から名前が変更されています。美術館の建物までには庭園もあるので違う季節に来ると印象も大きく変わります。

受贈記念:没後10年舩木倭帆(ふなきしずほ)展

舩木倭帆(1935-2013)は 、島根県松江市の布志名焼(ふじなやき)窯元の家に生まれました。島根大学在学中にガラス工芸を志すようになり、卒業後は大阪の清水硝子製造所を経て、東京の各務(かがみ)クリスタル製作所に勤めながら 、同社の伊藤孚(いとうまこと)氏とともに自由な創作を目指して共同窯を築きます。以降、北九州で活動したのち、1987年、広島に工房「グラスヒュッテ」を設立して精力的に制作しました。

アサヒグループ大山崎山荘美術館ホームページより

 ガラス工芸を前回見に行ったのはKOBEとんぼ玉ミュージアムで、展示されているジャンルが全然違うこともあってまた違った美しさがあります。とんぼ玉はランプワークですが、こちらは吹きガラスで作られているので制作過程もはっきり違います。実用も考えられて作られたものには特有の魅力があると思います。

 1部屋だけ写真を撮っていい展示室があり、珍しい感じのデザインだなと思って写真を撮りました。「垂描文」と名付けられた舩木特有のデザインです。柔らかい印象を感じます。

 無色のガラスにモールによって装飾されていてシンプルですがなんとなく魅力を感じました。

 私の好きな色に深めの青があります。ガラスの青はとても好きな色です。

大山崎山荘の庭園

 ピークを過ぎたとはいえ9月もまだまだ暑いです。蒸し暑さは和らぎましたが日差しはしっかり強い。ツクツクボウシもうるさいくらいに鳴いていました。鯉にとっては元気に泳げる水温なのでしょうか。前回見た時よりもよく泳いでいました。

 美術館への道を歩いていると咲いていたので写真で画像検索してみました。ヤブラン(リリオペ)というそうです。石の間からでも生えてくるくらい強い植物みたいです。見た目はかわいいくらいです。

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