発声における身体各部の役割
こんにちは!
ボイストレーナ&ーメンタル心理ミュージックアドバイザーERINAです。
前回、前々回は、これからボイストレーニングをする方にしっかり認識していただきたいことを書きました。
今回お伝えするのは「発声に対する身体各部の役割」です。
さらにくわしくレッスン内容に入っていきますね。
それではGO!
発声に対する身体各部の役割
みなさん、声を出すときにまず喉を意識してはいませんか?
一般に、音声はすべて「喉」で作られているように思われていますが、
実際には身体の各部の働きによって作り出されているのです。
声を出すと喉が痛いとか、声が出しづらいというような症状の時は
実は、喉以外の体の働きが悪いため喉が必要以上に酷使された結果なのです。
喉そのものが故障していない限り、できるだけ「喉」を意識しないようにしましょう。
それでは、声を出すために、身体を5つの部分に区分けします。
1 顔面は 音の出口、音を製品化させる場所、スピーカー。
2 喉は 音の原料、音の素、未加工の音。
3 胸は 音の発生源、共鳴盤、※パワーアンプ。
4 おなかは 音を体外にはじき出すための エンジン。
5 腰と膝は エンジンを動かすための パワー。
※パワーアンプ・・・プレーヤーからの電気信号を増幅させスピーカーで大音量で聴けるようにする。電気信号の増幅器。
以上5つの場所をトレーニングで確認・強化していきます。
声を出す時に、身体の、どの場所をどのように使っているか(または使われていないか)意識を向けます。
初心者の方へは特にまず土台となるリズムが作られる4のおなか、5の腰と膝から動かす発声練習を。
次に3の胸で音を響かせ2の喉は楽に保ち最後に1の顔面のスピーカーで加工し仕上げの声を出していきますが
始めはぎこちなくてもまず身体を動かすことが第一の条件です。
◇まとめ◇
歌は喉で歌うのではなく、身体で歌う。
いかがでしたか。
歌うためには身体各部に役割があると理解し、自分がオーディオ機器になったつもりでしっかりトレーニング&メンテナンスしていきましょう。
次回は「発声おける呼吸の役割」について書こうと思います。
読んでくれてありがとうございました。
ではまた~♪
ボイストレーナー&ミュージックアドバイザー
中島えりな
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