【レッスン5】歌う時の姿勢について
こんにちは。
ボイストレーナー&メンタル心理ミュージックアドバイザーERINAこと
中島えりなです。
レッスンの音楽ジャンルは主にポップス全般です。
さて、今日はレッスン5、「姿勢について」です。
まずはクイズです。どちらが正解でしょうか?
1 歌う時は、身体を自然体にする。
2 歌う時は、身体を自然体にしない。
それではGO!
歌うときの姿勢について
声を出す時に、今一度考えてみたいことは、発声のしくみです。
声帯を空気が通る時、声帯が振動し、
その振動した空気が胸部で共鳴を起こし、
その音が口、鼻を通り外に出る。
この一連の動きが、音のなる(発声の)仕組みですが
その動きの元になっているのが、筋肉の動きです。
特に腹筋を使うためには、ひざや腰の緊張と緩みの働きが大切で
豊かな声質や音声をコントロールするためには不可欠な要素なのです。
発声を行う時、普通は、足を少々広げ、
腕を後ろに組んで自然体のポーズをとりますが、
歌を歌う時の発声の場合は自然体ではいけません。
自然体では体が安定しすぎ、動きがなくなりやすく、
音楽の3要素の一つである「リズム(流れ)」が感じられなくなることや
音声そのもののコントロールがしにくくなるためです。
よって正解は2番ですね。
それでは、歌うときのフォームを説明しますので参考にしてみてください。
1 体重の移動がしやすいように体の重心をどちらか一方の足にかける。
2 足はそろえず、どちらか一方を少し前に出す。(私は右足にしています)
足をずらすことで、ステップがなめらかになりますし、見た目もきれいです。前後の動きというよりは斜め前、斜め後ろの動きになります。
3 ひざと腰を柔らかく、トランポリンの上でバウンドするような感じで立つ。
4 声を出すタイミングはひざ、腰が伸び上がる(跳ね上がる)ときの反動をつけた時の状態です。
<練習のヒント>
このフォームで発声練習をしますが、声を出す前にまず動きを覚えましょう。
四拍子で、ミドルテンポの曲を流しながら、
リズムに合わせて1と2と(右)3と4と(左)とステップを踏みます。
ここで本当に大事なことは、最初の1拍目はいつも同じ足(右足)で。
一拍目で踏み込む足が一定にならないとリズムに乗れなくなってしまいます。
そして、腰から下の動きが大切!
上半身はあまり動かしません。
ステップを踏みながらリズムをとる時に首を縦に振る人がけっこういます。
首はスッと伸ばしたまま。動かすのはひざ腰です。
いつでも姿勢をチェックして
ひとつひとつの動きをていねいにやってみてくださいね。
次回はいよいよ「リズム」について書きます。
読んでくれてありがとうございました。
ではまた~♪
ボイストレーナー&メンタル心理ミュージックアドバイザーERINAこと
中島えりな
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