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『これって絵画なの?超リアルと面白かたち展』@おかざき世界子ども美術博物館

(訪問日:2020.07.12)

最終日にギリギリ間に合いました。
リアルな絵画で知られる上田薫と、絵本などでシンプルな線と抜群の色彩センスで知られる元永定正の、ある意味対極的な2人の画家の展覧会。

上田薫は、90歳を過ぎてなお現役で創作活動をされていて、その作風はとてもリアル。
でも、近くで見れば絵具感があります。
写真に撮影した対象をプロジェクターで写して、輪郭を取り色を塗っていくそうです。
描く対象は、靴やハンバーガー、卵などの身近なもの。
泡やスプーンなどの金属に映り込む景色も、撮影した場所など空想してしまう楽しさがあります。

質感がリアルで、卵なんて「あ、この卵弾力があって美味しそう。」とか思ってしまう。
ご本人は、「これは抽象画。卵が割れて落ちるまでなんて、見たまま描けないでしょ。まあ、どっちでも良いんですが。」と、仰っています(笑)。

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元永定正は、上田薫とは全く違って、シンプルな線、どこか愛らしいよく分からないモノたち、カラフルな色。
どれも見ているだけで楽しくなります。
タイトルの付け方も絶妙。
鉄道ジオラマや、絵本も置いてあります。
人がいなかったので、お子様用椅子に座って絵本を読みましたが、絵と言葉がリズムを作って音楽のよう。
以前、清洲はるひ美術館での展覧会を見逃したので、今回は見ることができて嬉しかったです。

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思いの外小さなお子様連れの家族が多かったのは、元永さんの絵が目当てだったのかな?
上田さんの絵も、人が一緒に写るのであれば撮影可能なので、子どもたちは楽しそうにリアルな卵を飲み込むポーズなどとって写真に収まっていました。

リアルでも超シンプルでも絵画。
みんな何を感じたのでしょう?
絵の楽しさが伝わっているといいなぁと思いながら、会場を後にしました。

おかざき世界子ども美術博物館HP:






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