見出し画像

九州自然歩道1(皿倉山~尺岳)

2021年4月10日土曜日(晴れ)
609八幡駅~740皿倉山(九州自然歩道起点)~933市ノ瀬峠~1249尺岳(エスケープ)~1451竜王峡
歩行距離21.2km
 前回にも書きましたが、九州自然歩道を歩き始めたのは、たまたま起点が近く、そのコースを歩いたということになります。
 皿倉山のロープウェイは朝10時からしか営業しておらず、乗れないため、1時間以上登山してようやく起点に到着となります。
 皿倉山には「九州自然歩道里程図」という立派な起点モニュメントがあります。一歩を踏み出したとは思いましたが、九州一周については考えられなかったです。日帰りでしか歩いたことがなかったので。
 皿倉山から権現山までの九州自然歩道は道幅も広く、とても快適です。いま思うとパレードのようなコースです。
 途中で道が狭くなって、トラバース(当時は「中2階」と呼んでいました)から滑落しそうな幅になったときは、「国が管理しているのにひどい」と思いました。まぁひどい道はこの先にいっぱいあって、管理は国ではなく県が主体なのですが。しかしいま振り返ると、良い縦走路でした。
 市ノ瀬峠で休憩して靴を脱ごうとしたときに、ふくらはぎが攣りました。これ以降は力任せに脱がず、できるだけ靴紐を緩めて脚に負担が掛からないように脱いでいます。
 観音越では畑貯水池までの1kmちょっとが支線として分岐しています。すべての分岐を確認して戻るとなると大変なので、支線には行かず本線を進みます。ここで完璧主義から決別できたことは、後々の進路選択でも良かったと思います。九州自然歩道のお供は環境省ポータルのハイカーズマップですが、意外とテキトーに線が引いてあります。テキトーな地図と現場の状況から、適切な予定変更の選択を行うことが大切になります。
尺岳まで行って、5.3km先の福智山を目指すかどうか考えました。尺岳は展望が良く、山頂の少し下の平らな所も広場になっており、広めの東屋が設えていて、休憩にはちょうど良い場所です。
 考えた結果、無理はしませんでした。早めに帰宅して、家でゆっくりしよう。
 しかし尺岳から竜王峡への下りは急で、危なかったです。バスの時間を考えて下っていましたが、思ったより時間が迫っていました。案内板に「ハード」と後から書き足されていましたが、本当にハードでした。
 こうして、皿倉山から尺岳という非常に無理のない行程で1日目は終了しました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?