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スピーカーを手軽に作る4 Karlsonatorの完成とインプレ

完成したスピーカーの説明

自作スピーカーKarlsonatorの続きです。
前回でほぼスピーカーの形は出来ました。

後は、このKarlsonatorの一番の特徴である音響レンズ部分ができれば完成となります。
鉛筆でMDFに引いた線に沿ってジグソーで切っていきます。

切った後でフェルトを貼った状態です。

音響レンズというのは、板にスリットを空けて、そのスリットを通る際に音が収束する効果を利用して、望み通りの音に整える仕組みなのだとか。

それから、MDFまんまの外観を整えます。

と、書き連ねましたが、途中写真を撮っていないので、出来上がりの紹介のみとなります。

箱の外側はダイソーのリメークシートを、前面は黒の画用紙を貼っただけです。

フロントパネル?を外した状態

側面内側には激落ちくんを、上の穴にはフェルトの切れ端を突っ込みます。
蓋はダイソーのネオジム磁石で付けます。

蓋の裏にフェルトを貼ります。
磁石はエポキシ接着剤で貼ります
蓋をしたらこんな感じです。

前面はサランネットっぽさをイメージしてフェルトを貼りましたが、これは超絶ダサくなってしまいました。

Karlsonatorと超秘められた潜在能力のインプレ

完成したので、さっそく音を出してみます。
エンクロージャーとユニットの感想が混じった長文をダラダラ書きましたが、ご容赦を。

最初の印象は、音が反響しているなぁ〜
低音がモリモリで、高音域が弱くもっさりしている…

という感じでした。

Karlsonatorの特徴的な音響レンズですが、良くわかりません。

有ると無しで、音が違うのは明らかです。
しかし、良いか悪いのかは判断付きません…
とりあえずは蓋を付けて使うつもりですが。

スピーカーユニット "超秘められた潜在能力"の印象

最初はツイーターを付けようかと検討するくらい高音域が足りない印象でした。
つまりボソボソっとして、ぱっとしないイメージです。

エージング後の印象は良くなりました。

何日か鳴らしても、あまり変わらなかったです。
我慢して2ヶ月ほど使用したところで、徐々に音がクリアになってきたように感じられました。

ゴムエッジのスピーカーは慣らしに時間がかかるなんてたまにネット上で見ます。
そうなのかもしれません。(根拠無し)
ましてやこのスピーカーユニットは永らく倉庫で眠っていたのだろうし…

スピーカーとしては…

このKarlsonatorは、TQWTの箱で低音がかなり強調されるようです。
ニアフィールドで使う分には低音がズンズンきて良い感じです。

ただしサイズ的には中途半端で、デスクトップに置くには少し大きすぎるように思います。

かと言って5mmMDF製の弱々しいエンクロージャーでは、普通のブックシェルフのスピーカーの様にガンガン鳴らす気にはならない…

海外の広い部屋とかではデスクやキッチンとかが広くて、ニアフィールドでの用途も多いのかもしれません。

超秘められた潜在能力との相性は?

このユニット「超秘められた潜在能力」は、お値段を考えると頑張っている様に思えます。

ただ、エージング後でももう少し高域が欲しいと感じます。
そういう意味ではこのエンクロージャーとの相性はイマイチな気がします。

ちなみにDIYA掲示板では、Karlsonatorにマッチするユニットとしては、FaitalPro 3Fe25が使用さらるケースが多いようです。

これは能率91db、紙コーンのかなり高域寄りのユニットなので、デスクトップでゆったり聴くには相性良さそうな感じです。

私もこのユニットを使った他のスピーカーを常用していますが、解像感が高くオススメです。


エンクロージャーの感想は?

低音は良いですが、少しだけ残響感があります。
これはエンクロージャーの材料にフォームコアではなくMDFを使用した影響かもしれません。
フェルトの切れ端を箱の中に垂らしたり詰めたりと色々と試しました。しかし、どうもしっくりこないので取っ払ってそのままにしています。

「お手軽に作る」がコンセプトなので、あまり追及せずに受け入れます。

まとめ

「手軽」とタイトルに入れましたが、フォームコアの素材が無いと結構手間取ります。

ダイソーのカラーボードが再販されたようなので、そのうちにもう一度エンクロージャー作りにトライしてみたいと思いました。

格安のスピーカーユニットは秋月やNFJなどですぐに入手できます。カラーボードの工作と合わせれば、数日で完成させられると思います。


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