ねこは愛の存在

人間の数と猫の数は、地球上にどちらの数の方が多いのだろう。

猫と暮らしている人には理解してもらえるかもしれないが、

人間ひとりに対して一匹の猫がいれば、

みんな幸せになれるような気が、本気でしている・・・！

猫は愛されるために生まれてきた愛らしい動物。

なぜ猫はこんなにかわいいのか。

それはたぶん、

猫が「愛」の存在だから、みんな猫に惹かれるのではないだろうか。

猫は、

基本的に機嫌が良くて、不安なことがなさそうで、

その瞬間をいつも謳歌している。

猫がのんびりしているのを見るだけで、人間は癒されるし、

「私も、こんなにのびのびと、寝たり起きたり、ごはん食べたりするだけでも本当は別にいいんだなぁ」

と、忙しいときにはハっとしたりする。

じつは牙も立派なものを持っているのに、使ったことはない。
（うちの猫はですが）

本当は強くて、

人間と同じように、
「うれしい・悲しい・イヤダ・ムカつく・淋しい・etc・・・」と感情があるのに、

人間に対してはそれを飲み込んでいる。
（多少は出てるかもしれないが本気は出さない）

猫は巨人とも思えるような大きさの人間を信頼して、

無邪気に甘えたり、ごはんをねだったりする。

もし逆の立場だったら、

いつ踏まれるかわからないし、

気分の問題でいきなり外に放り出されるかもしれない、とか

異種の大きな動物を100%信頼することは、怖いって思う。

これらは猫についてのほんの少しのことだけど、

人間が猫と長年連れ添ってきた理由は、

愛をくれるから存在だからなのかな、って思う。

ただただ愛。

だから、

いろいろがうまくできない時は、ただ猫の真似をすれば良い。

人に気を使わず、マイペースに・・・

それがどんなにまわりにとってすばらしいことか。

それがなかなか難しいから、

「猫先生」と巷で言われる所以なのかもしれない。

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松本なつき

シルクのアンダーウェアブランド「Puntoe」と「ニュアラ」のディレクター
瀬戸内の小さな島に2020年移住し、京都との2拠点生活中。
植物採集や染め（ニュアラ染め）にはまっている。

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