【1日1文献】AMPSとACQ-OPの評価を基に調理練習を行った回復期脳卒中患者の一例#AMPS#調理訓練#脳卒中

参考文献:AMPSとACQ-OPの評価を基に調理練習を行った回復期脳卒中患者の一例
筆者:山根 伸吾青野 颯希
発行日:2020年
掲載元:作業療法 39 巻 (2020) 1 号
検索方法:インターネット
キーワード:AMPS調理訓練(ACQ-OP)

【抄録】
・回復期リハビリテーション病棟にて,調理にデマンドを述べた脳卒中患者に,AMPSとACQ-OPの結果に基づき,調理練習を継続的に実施した.
・週に1回の頻度で,クライエント(以下,CL)と共に,メニューと目標をそのつど設定して取り組んだ.
・その結果,AMPSのADL運動能力測定値は0.7 logits,ADLプロセス能力測定値は0.2 logits,ACQ-OP測定値は0.6 logits改善した.
・両評価を用いることで,作業遂行上の問題をCLと共有しやすくなり,継続的に目標に反映させた介入を展開することに役立った.
・AMPSとACQ-OPを作業療法プロセスに取り入れることによる効果を検証するために,さらなる事例の蓄積が望まれる

メモ
・世界作業療法士連盟(WFOT)は 2010 年に,「作 業療法(以下,OT)はクライアント(以下,CL)中 心の健康関連専門職であり…(中略)…OT の成果は, CL 主導で多様であり,作業への参加とそれによる満足, そして作業遂行の改善によって評価される」との声明 を発表している

参考URL:
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jotr/39/1/39_88/_pdf/-char/ja 


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