【1日1文献】大腿骨近位部骨折患者における褥瘡発生に関わる因子の検討#大腿骨近位部骨折#褥瘡#意欲

参考文献:大腿骨近位部骨折患者における褥瘡発生に関わる因子の検討
筆者:田井 啓太五十嵐 康太伊藤 春佳多賀井 祐聡斎藤 小百合布田 麻矢切手 純代倉田 考徳
発行日:2023年
掲載元:第10回 日本予防理学療法学会学術大会
検索方法:Google Scholar

【考察】
大腿骨近位部骨折患者における褥瘡の発症因子について、入院時FIMは術後のADLとの関連性が高く、ADL改善は離床機会・活動量増加に繋がることから褥瘡の発症因子と関連したと考えられた。その他の因子では一般的な褥瘡発症のリスク因子である栄養状態や認知機能、加齢、BMIに有意差は認めず VIのみ有意差を認めた。VIは食事や排泄、運動、起床等の意欲について評価した指標であり、リハビリテーションや離床への意欲が重要であるとともに、栄養や認知機能、握力等の単独の指標より包括的な要素を含んだ意欲が褥瘡発症と関連する因子である可能性が示唆された。

参考URL:
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsptpsuppl/2.Suppl.No.1/0/2.Suppl.No.1_230/_pdf/-char/ja

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?