雑居なお祭りとご機嫌な子供達と大人の責任
こんにちは。
昨日は世田谷区で開催されている『雑居まつり』に参加してきました。
『雑居まつり』とは、なんと46年もの歴史のあるお祭りで、「地域の問題は地域住民の手で!」を合言葉に福祉や教育や環境などの様々な団体が集まって企画・運営されているものです。
いわゆる社会的マイノリティを対象とした活動団体が多く、このお祭では集まった団体がPR活動やバザー、模擬店などを催す内容となっています。
今年はコロナ渦ということもあり、模擬店やバザーはなく各団体の資料展示などPR活動のみの内容でした。
僕がこの活動を知ったきっかけは、地域と関わることを考えた時に地域にある地域資源を知ること、体感することが重要だと思い調べているとまず最初に見つかるのがボランティア活動でした。
それでボランティア活動の情報発信をしている施設に足を運んで話を聞いて紹介された活動の1つが『雑居まつり』で、すごくお勧めされたので参加することにしました。
また、世田谷区はボランティア活動の歴史が他の区よりも長いこと、力を入れていることなども教えてもらえたので、やはり実際に足を運ぶことの大切さを感じました。
そんなボランティア活動が盛んな世田谷区の各団体が集まるイベント『雑居まつり』を楽しみにしていました。
イベント会場は梅ヶ丘にある羽根木公園です。
その公園には『プレーパーク』という砂場やロープや火を扱って子供達が自由に遊べる場所があり、その隣には野球場やテニスコート、バスケやサッカーなどができる中庭があったりして、子供達がいきいきと走って笑って遊んでいて、とてもご機嫌な空間でした。
そんな子供達が集まる場所でマイノリティを対象としたイベントが開かれていることは、子供の頃から自然と身近に障害や福祉などを感じられる機会となるので非常に大切なことだと思います。
ずっと障害者と関わることなく暮らしてきた人が、大人になってからいきなり自分とは違う身体や生活をしている障害者と共存していこうなんて言われても難しいと思いますが、なんだか最近の世の中はそんな流れで多様性を重視しています。
そこに合わせようとするとどこかで必ず無理が出てしまい、結局、今の世の中みたいに介護施設には高齢者や障害者と介護職員だけしかいないみたいな分断させた社会でなんとかしちゃうような気がしてなりません。
でも、その方法だと介護保険費がいつまでものしかかることになるので、苦労するのは介護保険費に使われる税金を国に収めている真面目な国民です。
もっと言うと所得税には累進課税が適用されるため、なぜか人よりも稼ぐ力のある人が所得の低い僕のような人間よりも多くの税金を納めなきゃいけないので高所得の人の中にはそんな日本嫌だって言って海外に移住しちゃう人も増えて日本のGDPは下がります。
そういった偏見から生まれる格差を減らすためにも、子供の頃から身体や生活に違いのある人たちが周りに存在していることが当たり前のこととして経験できる環境を用意することは重要なことだと思いますし、それは大人の責任かなと思います。
僕は障害のある人たちを偏見で差別したら可哀想だみたいな心の綺麗な考えではなく、どちらかというとこのまま障害者や高齢者を分断させたまま健常者が収めた税金でなんとかしようとするのは、経済的にも身体的にも自分がしんどい思いをすることになるだろうなと思って、健常者も障害者も高齢者も子供も普通に共存して足りない部分を自然と補い合うような社会の方がいいじゃんと思っております。
じゃないときっと次の世代の子供達にはもっとしんどい思いをさせることにもなってしまうのではないかと心配しています。
子供は何も大人のおかげで立派に大きくなるわけではなく、放っておいても勝手に育つとは思います。
ですが、子供が子供の力ではどうしようもないことがあって、それが子供が自立するまで育つ環境だと思います。
最近、貧困の問題なんかも少し調べたりしているのですが、貧困の地域に生まれた子供はまともな教育を受けられないがために給料のいいお仕事には就けず貧困のまま大人になり、その子供もまた同じような理由で貧困のまま。
日本は平和ですし、僕も両親のおかげでしっかり義務教育と高等教育を受けて、4年生大学を卒業する大変恵まれた生活を送ってすくすくと育つことができました。
でも、日本の中でも格差は確実に広がっているという事実もありますし、そういうことを鑑みていくと子供達に格差を生ませない環境を残していく為にできることを考えて実践していくことが大人の役割なのかなって。
そんなことを30歳になってからは、少し考える機会が増えています。
『雑居まつり』のような活動が企画・運営されていることは、障害者と健常者の格差を減らす一助になることが期待できるものだと思えます。
しかし、残念だったのは高齢者や障害者、小さな子供達は多くいたのですが、20代〜30代くらいの若い人の姿はあまり見られなかったことです。
小さな子供達よりも先にこれからの日本を背負っていく世代であるはずの若者がこういう場にいないことに少し危機感を覚えました。
これは関心を持っていない若者が悪いというわけではなくて、若者が関心を持てるような内容で運営できていないおじさん世代にも問題があるんだと思います。
正直、僕もイベントの趣旨自体は面白いものだと思いましたが、中身に関しては面白くて感動するようなものでもなかったんですよね。
実際には何も行動に移していない人間がnoteの中で好き勝手文句や批判ばっかり言っててカッコ悪いですが正直な感想です。
とりあえずは、世田谷区のボランティア団体の様子や『雑居まつり』というイベント、プレパークという素敵な空間があることを知れたのはよかったです。
この新しい知見を活かして僕自身も行動に移していきたいです。
本日も最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
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