【1日1事例】基本チェックリストとフレイル #フレイル #基本チェックリスト #二次予防事業対象者

参考文献:基本チェックリストとフレイル
筆者:佐竹 昭介
発行日:2020年
掲載元:日本老年医学会雑誌 55 巻 3 号
検索方法:インターネット
キーワード:二次予防事業対象者,Cardiovascular Health Study(CHS)基準,Frailty Index, 併存的妥当性,予測妥当性
要約
目的:基本 チェックリストとフレイルについて概観し,今後の展望について論じる
まとめ:
・基本チェックリストに含まれる各領域は,近年注目されている「フレイル」の要素としても重要なもので ある
・ これらの要素をすべて含む基本チェックリスト総合点は, 他のフレイル評価法と有意な相関性を示す.
・また,総合点に基づくフレイル状態の評価は,予後予測の点でも有用性が認められ,フレイル評価法として 妥当性があると考えられる.
・総合点による評価と各領域別の評価を組み合わせることで,フレイル状態の把握のみならず,介入すべき対象領域の特定にも利用できる
今後の展望:
・フレイル予 防の重要性が認識され,健康長寿社会の実現に向けた 第一歩として,保健,医療,介護のさまざまな分野に おいて基本チェックリストを活用するとよい
・総合アプローチと領域別アプローチを織り交ぜた活用を行って,自立支援のための 予防事業や医療介入につなげられることが望まれる
メモ:
・日本老年医学会は,「虚弱」や「老衰」と いう言葉に対応する英語の frailty を「フレイル」と 表わすことを提唱し,健康維持・増進に向かう前向き なニュアンスを含めた用語として,意識改革を意図したステートメントを出した
・二次予防事業対象者として選定された高齢者に対し, 介護予防ケアプランを作成し,予防プログラムに導入する流れを構築した.この二次予防事業対象者を選定するために,厚生労働省が作成したのが「基本チェックリスト」であった

調べた単語:「基本チェックリスト」

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参考URL:
https://www.jstage.jst.go.jp/article/geriatrics/55/3/55_55.319/_pdf/-char/ja

https://www.mhlw.go.jp/topics/2009/05/dl/tp0501-1f_0005.pdf

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