【1日1文献】急性期脳梗塞における上肢麻痺に対し CI 療法を実施した一事例#急性期#CI療法#上肢麻痺

参考文献:急性期脳梗塞における上肢麻痺に対し CI 療法を実施した一事例
筆者:森兼 彩奈(OT)1),徳田 和宏(PT)1),海瀬 一也(PT)1),藤田 敏晃
発行日:2019年
掲載元:第39回近畿作業療法学会
検索方法:インターネット
キーワード:急性期,上肢機能,CI 療法

【はじめに】 
・Constraint-induced movement therapy (CI 療法)は各種ガイドラインで推奨されている.
・急 性期では2時間程度であれば有用性が示されつつある が,急激な身体や環境の変化により大きなストレスを 受けた状態であり,目標や価値のある作業の抽出が困 難である事例も少なくない.
・そのような中,今回,早 期から獲得した機能を生活の中へ転移させるための戦 略(Transfer package)を導入し,その後,課題指向 型訓練を実施した事例を経験した.
・本事例の経過から, 急性期での CI 療法の選定基準や導入方法,実施過程 について考察したため報告する

メモ
・本事例の経過を振り返ると ①Nijland ら(2010)による予後予測から予後良好と考 えられた ②自主的な練習の問い合わせがあった ③家 族の協力があった,が確認できた.
・さらに,これらに 加え,家庭内での役割など実現できそうな具体的な目 標まで確認することもできた.
・このように複数の条件 を満たしていれば,急性期から積極的に CI 療法を開 始することは有用である可能性も示唆された.
・今後は, 本事例報告で得られた知見をもとに,急性期からエビ デンスのある CI 療法を提示する基準などを明らかに するための研究デザインを計画し,検証していく必要 があると考える

参考URL:
http://kinot39.umin.jp/pdf/abstract/P1-2.pdf 


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?