【1日1文献】積雪寒冷地在住高齢者の冬季と春季における生活空間変化―性別・フレイルの有無による比較―#フレイル#生活空間#寒冷地

参考文献:積雪寒冷地在住高齢者の冬季と春季における生活空間変化―性別・フレイルの有無による比較―
筆者:杉田 慎之介  , 長谷川 純子鈴木 英樹
発行日:2021年
掲載元:地域理学療法学
検索方法:インターネット
キーワード:積雪寒冷地生活空間介護予防フレイル

抄録
【目的】
・積雪寒冷地在住高齢者の冬季と春季の生活空間変化および性別,フレイルの有無による生活空間の季節変化について明らかにすることを目的とした.
【方法】
・対象は北海道当別町在住で高齢者クラブに所属している高齢者とし,冬季に基本チェックリストを実施し,ロバスト群とプレフレイル・フレイル群に分類した.
・さらに,冬季と春季で生活空間(Life-space assessment:以下LSA)を評価した.
・LSAの季節変化を全対象者,性別,フレイル分類でそれぞれ比較した.また,LSAによる最大到達範囲と外出頻度の変化について検討した.
【結果】
・春季に比べ冬季のLSAは全対象者(p=0.004,95%CI 2.67-13.34),ロバスト群(p=0.038,95%CI 0.52-16.48)で有意に低値を示した.
・最大到達範囲と外出頻度の変化については主に「町内」と「町外」レベルでの変化が認められた.
【結論】
・積雪寒冷地在住の高齢者に対する介護予防活動の提案は季節やフレイルの有無による影響を考慮する必要がある.

参考URL:
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjccpt/advpub/0/advpub_JJCCPT22016/_pdf/-char/ja

YWT
Y:
W;寒い地域は活動範囲が狭くなる。活動している人はフレイルのリスクが減る。
T:北海道のフレイル対策事例を調べてみる

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