【1日1文献】QOL評価についての現状とリハビリテーションの効果#慢性閉塞性肺疾患#QOL#呼吸リハビリテーション

参考文献:QOL評価についての現状とリハビリテーションの効果
筆者:羽白 高, 中野 恭幸, 堀江 稔
発行日:2005年
掲載元:日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 14 巻 (2005) 3 号
検索方法:インターネット
キーワード:慢性閉塞性肺疾患, 健康関連QOL, 呼吸リハビリテーション, 疾患特異的尺度

【抄録】
・慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者における健康関連QOLは,包括的尺度や疾患特異的尺度で評価される.
・呼吸リハビリテーションの効果のアウトカムに健康関連QOL評価が加えられることが多く,主に疾患特異的尺度が使用される.
・メタアナリシスは,呼吸リハビリテーションが疾患特異的尺度であるChronic Respiratory Disease Questionnaireの3つの領域(Dyspnea(呼吸困難), Fatigue(疲労), Mastery(支配感))で臨床上意味のある差を上回る改善をもたらすことを示した.
・呼吸リハビリテーションは,COPD患者における呼吸困難,疲労を改善し,また疾患に対する支配感を高めるものと考えられる.

メモ
・幅広い概念としてのQOLを評価するのは困難であり、また医療介入にては解決しえない部分が多くある(例えば、生活環境、宗教的信条など)
・医療分野においては、疾病に関係するQOLに重点を置いた「健康関連QOL」という用語を使用する。
・健康関連QOLは「疾病による日常生活や健康状態への障害の度合い」、「患者が認識する疾病やその治療による機能への影響」などと定義され、適切な評価を経たQOL質問票を用いて分析される

参考URL:
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsrcr/14/3/14_337/_pdf/-char/ja


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