【1日1文献】役割を重視した活動提供により主観的幸福度の向上が図れた 一症例について ~生活行為向上マネジメントを活用して~#生活行為向上マネジメント#役割#通所リハビリ

参考文献:役割を重視した活動提供により主観的幸福度の向上が図れた 一症例について ~生活行為向上マネジメントを活用して~
筆者:佐平 安紀子(OT),武久 洋三(MD)
発行日:2019年
掲載元:第39回近畿作業療法学会
検索方法:インターネット
キーワード:生活行為向上マネジメント,役割,通所リハビリテーション

【はじめに】 
・今回,家人に対する罪悪感や自身の老い に否定的な感情が強い症例に対して,主観的幸福度や 自尊心の回復を目的に生活行為向上マネジメント(以 下,MTDLP)を活用した介入を行った.
・職歴を用い た活動提供や規範的統合を図るアプローチの実践によ り,生活に好循環を生む一助となったため以下に報告 する.

メモ
・Lawton(1975)は幸福な老いの要因として① 基本的な満足感 ②自分の居場所 ③事実としての老い の受容を挙げている.
・仕事一筋で生活してきた症例に とって退職による喪失体験は大きいものであった.
職 歴を交えた活動により役割の復権が図れ主観的幸福度 の向上,実行度や満足度の向上に繋がったと考えられ る.
・他者の為に役立ち,必要とされる感覚は自信と心 地よい居場所へと繋がり,あるべき姿と現状の乖離を 軽減させる要因となった.
・役割のある生活は日々の生 活を好循環へと導く非常に大きな要因であり MTDLP を活用することで連続した生活を共有しイメージしや すいマネジメントが行えた.
・今後も社会や人との繋が りを重視した介入を強化できるよう,積極的な MTDLP 活用を図っていきたい

参考URL:
http://kinot39.umin.jp/pdf/abstract/P3-2.pdf 


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