雨の日

雨は昔から好きではありません。

濡れるし、寒いし、暗いし、濡れるから。

だから雨の日は、今日は天気が良くないなーとよく言ってました。

でも、ある日、先輩に言われたことがあります。

雨の日はお前にとっては良くない天気かもしれないけど、雨が降らないと困る人もいるだろ?
例えば農家の人にとっては、雨が降らないと農作物が取れなくて、利益が出せなくて困るだろ?
だから、農家の人にとっては雨の日は良い天気なんだよ。

雷に打たれたような気持ちになりました。

確かにその通りです。

今年の台風くらい大量の雨量の場合はその通りではないと思いますが、農作物に雨は必要不可欠なものです。

農家ではなくても雨の降る量が少なければ、生活で使える水の量が少なくなってしまいます。

先輩の言う通り、短絡的で個人的な状況としては良くない天気かもしれませんが、その人や土地などの環境によって雨に対する捉え方が変わるというパラダイムシフトを体験したのが高校生の頃です。

とは言え、やっぱり雨は好きではありません。

では、どう表現すればいいのか。

とても適切だと思う言葉があります。

それは、

生憎の天気

という表現。

これなら自分の状況を内包した上での表現なので、農家の人や雨量の少ない地域とは関係なく、自分(相手)にとっては良くない天気という表現が出来ます。

ちなみにこの表現はミスチルの桜井さんが使っていたのを引用させて頂きました。

言葉選びは苦手な方ですが、たまには考えてみるのも必要かも。

ということを考えさせられた、雨の日でした。

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