【1日1文献】地域生活支援における双極性障害者への外来作業療法の役割#双極性障害#地域生活支援#外来作業療法

参考文献:地域生活支援における双極性障害者への外来作業療法の役割
筆者:干飯 純子(OT)1)2),土居 正典(MD)1),大畠 久典(OT)1),四本 かやの
発行日:2020年
掲載元:第40回近畿作業療法学会
検索方法:インターネット
キーワード:外来作業療法,地域生活支援,双極性障害

メモ
・症例は,軽躁状態と激しいうつ状態を繰り返 す双極Ⅱ型障害と推測され,地域生活継続の為にはう つ状態に陥らない支援が必要と考えた.
・そこで,症例 の生活を見えるよう表にし,症例と共有し,抑うつ症 状悪化の予兆,すなわち過活動から疲労し抑うつが重 症化するという傾向の把握,予兆に対する適切な対処 行動を指示・支援した.
・その結果,症例は少しずつ自 分の活動量と気分の関係を理解し,活動量を修正し, 気分を調整でき始めた.
・これは,症例の病態をよく理 解し,信頼関係のある入院中からの担当 OTR が継続 支援したことと,症例が生活をモニタリングするツー ルとして表の使用に習熟していたことが大きな要因で あったと考える.
・また,他の支援者も表の閲覧により 症例の状態を確認し,生活の管理を支えた可能性もあ る.
・今回,精神症状が改善したのは,この一連の取り 組みを通して症例が自身の生活を管理することで自信 を回復したからかもしれない.  
・退院時に開始する外来 OT は,入院中に対象者と 共に十分な準備を行い,継続して担当し,対象者が退 院後の新たな生活ペースをつかむ過程を支えることが 重要であると考える

参考URL:
https://kinot40.secand.net/file/3-07.pdf


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