【1日1文献】⾼齢女性変形性膝関節症患者の膝蓋⾻周囲軟部組織に対する筋膜リリースが膝関節屈曲可動域と膝蓋下脂肪体の厚みに及ぼす即時効果の検討#変形性膝関節症#筋膜リリース#膝蓋骨

参考文献:⾼齢女性変形性膝関節症患者の膝蓋⾻周囲軟部組織に対する筋膜リリースが膝関節屈曲可動域と膝蓋下脂肪体の厚みに及ぼす即時効果の検討
筆者:伊佐次 優一, 乾 淳幸, 佐藤 優, 廣瀬 健太, 山田 拓実
発行日:2020年
掲載元:理学療法科学 35 巻 (2020) 5 号
検索方法:インターネット
キーワード: 筋膜リリース, 膝関節屈曲可動域, 膝蓋下脂肪体

〔目的〕
・変形性膝関節症患者の膝蓋骨周囲へ筋膜リリースを実施し,膝関節屈曲可動域および膝蓋下脂肪体(IFP)の厚みの変化を検討した.

〔対象と方法〕
・対象は膝関節屈曲可動域制限を有する高齢女性の内側型変形性膝関節症患者25例(年齢は70.9 ± 9.9歳,OA gradeは2.1 ± 1.0)とした.
・評価方法は介入前後に殿踵間距離(HBD)を測定し,IFPの厚みは超音波画像による短軸像にて計測した.
・介入方法は膝蓋骨離開リリース,膝蓋骨上方・下方リリースを各3分間実施した.

〔結果〕
・HBDは平均14.2 cmから10.1 cmと改善し,IFPの厚みは,平均21.6 mmから20.7 mmと減少した.

〔結語〕
・膝蓋骨周囲への筋膜リリースはHBDの改善に有効であった
・IFPの厚みの変化による臨床的意義に関しては,今後さらなる検討が必要である.

参考URL:
https://www.jstage.jst.go.jp/article/rika/35/5/35_679/_pdf/-char/ja

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