【1日1文献】重症心身障害者(児)の運動を導きやすかった器具の報告 ―MASAATO-kun. Jr と MASAATO-kun mini(通称)―#重症心身障害児#ポジショニング#遊び

参考文献:重症心身障害者(児)の運動を導きやすかった器具の報告 ―MASAATO-kun. Jr と MASAATO-kun mini(通称)―
筆者:松本 茂樹
発行日:2020年
掲載元:第40回近畿作業療法学会
検索方法:インターネット
キーワード:重症心身障害者,ポジショニング,遊び

メモ
・重症心身障害者(児)の自発運動は乏しく,運 動性の低下は中枢神経障害,重力に対しての適応障害, 生活様式による運動量の少なさと偏り,加齢等様々な 因子が影響する.
・さらに知的障害の為,人も含めた環 境適応への難しさがあり,新たな運動,感覚,設定へ の適応には時間となにより快適さが求められる.
・彼ら の生命を守るためには提供される運動の多様性,豊富 な量と多くの時間が必要である.

・今回の器具ではその 質,量,時間と快適さが提供できた.
・この器具が作り 出す「揺れ」は単に前庭感覚や触圧覚といった感覚 モダリティの組み合わせで表現できるものでなく,例 えるなら長年暮らしの中で経験されてきた「抱っこ」 のような安心できる運動感覚に近い.
・身体の形状に沿 うように調整しやすい支持面,布製でゴムの張力の影 響を受ける柔らかくて身体の動きに追随する支持面, 少ない外力で分節的な運動を繰り返し提供でき,運動 の質的な段階づけと量と時間が提供しやすい構造が重 症心身障害者(児)の運動への適応を導きやすかった と考える.

参考URL:
https://kinot40.secand.net/file/2-06.pdf


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