片付けできない実母のこと

私の実母は生粋の「片付けられない人」です。
潔癖に近いほどキレイ好きなのですが、家はすごいことになっています。

あれだけキレイ好きで片付けられないっていうのは本人大変だと思います。
片付いていない部屋の掃除って大変ですもんね。

今住んでいる団地は1LDK。
父が亡くなって10年以上経ちますが、一人暮らしには余裕のある広さの部屋ですが、物であふれています。

母を見ていて思うのは、以下の2つの傾向があると家は本当に片付かないということ

①ストレス発散が買い物
母は昔からそうでしたし、本人もそれを自覚しています。疲れがたまったりストレスが強いと街に出て一日中ショッピングしてまわるんです。それですっかり気持ちも晴れ、体も楽になり、帰り道ではすっかり元気になるんだそうです。この気質があるから物を減らそうと思っても増えていくばかりだし、物が多いから家が休まらずストレスが溜まるし。。。ここは何とかしないといけないでしょうね。
今考えているのは、買い物で発散するんじゃなくて、とても美味しい良い食事とか、遠出して宿泊。とかにシフトできないかな〜〜と思っています。お金を使うこと自体も母のストレス発散になっているんですよね。
書いていて思いました。
やっぱり私もその気質を受け継いでいるんですよね。
今気づけてよかったです。
ストレス発散に買い物。。。危険すぎます。

②物が捨てられない上に物の住所を決めることが難しい
母は戦前戦後を生き抜いた昭和一桁生まれです。
まさに物のない時代を生きて来た人なんですね。
それでもすごく貧乏をしたというわけではないのですが、やはり「まだ使える物を『捨てる』」という行為はかなり罪悪感があるようです。
だから捨てずに取ってあるけど、これは一生使わないだろうな。という物もたくさんあります。
そして特性的に「物の住所を決めるのがかなり苦手」です。
私の育った家は台所のシンクの引き出しにすごい物が入っていました。
何だと思いますか??

普通は、オタマとか菜箸とか、皮むきとか?の料理道具ではないかなと思います。

うちはというと、、、

ハンマーやドライバーなどの工具が入っていました。

今思うと何でここに????

って思いますが、そういう「なぜここ?」という場所に「なぜこれが?」というものが収納されていたことがよくありました。

この2つの特性が物を増やしていく。私も自省しながら考えていこうと思っています。

最近よく見ているゴミ屋敷の片付け動画を見ているととても心が苦しくなることがあります。

・物に囲まれて暮らしにくくなっている家
・それをどうにかしたくてもスキル的にもどうにもできない本人
・家族が片付けようとするとほぼほぼ喧嘩になり「まだ使える」「これはもうゴミ」という争いが起きる
・必要のない物を買って結局使われず、お金が無駄になっている
・結局お金は減り、居心地の悪い環境で暮らしている

母もこれに当てはまります。
私は母とは離れたところに暮らしているので頻繁に会いにいくことはできないのですが、近くに兄弟が住んでいて、時々片付けを少し手伝ったりしているそうですが、やはり喧嘩になるみたいです。

私は母と似たところもあるから母の気持ちも尊重しながら片付けを進めていきたいという気持ちがあります。

以前、団地に引っ越す前の一軒家だった実家の片付けをしたときに驚いたのは、色んなところから色んな物が出てくる。
ガムテープなんて20個くらい出て来ました。

引っ越し業者ですか?w

そういう「重複している物」がとにかく多すぎるんです
もともとストック癖もあるし、買い物自体が好きな上、家の中の物を把握できていないから安かったりすると「腐らないし」買っちゃうんですね。

いや、腐るものも買っちゃうんですが。

買い物が好きだから食品のストックもすごい量。
だけど食べ物自体が好きというより「買う」というのが好きなので、例えば人からいただいた食べ物は食べないw

色々とこじれている母です。

そんな母、現在90歳
まだ頭もしっかりしています。

ここから人生を終えるまで、どうにか快適な環境で暮らしてほしい。

という気持ちあります。
帰省するたびに片付けをしていこうと思って、一年前の帰省の時は丸2日を片付けに費やしました。

その時のミッションは
「お店が開けるくらいの量の食器を把握して片付ける」
です。

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