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元気だよね

演奏会を終えて、あるメンバーから、「いつも元気がいいよね。でももうちょっと聞くでしょ。」と私の「音」についてを伝えてくれた。

もう1人のあるプレイヤーの方については、「知的だよね」と一言で表現していた。

私は「そう、それそれ!」となってハッとした。

形のないものでも、こうして言葉にすることって重要だなぁと思いました。実感しました。

思い出しました。

そういえば、高校1年の時のコンクールで審査員の方からこんなコメントが。

「トロンボーン、元気がいい!!」

それが全てだったのかな、私の音って。

ちなみに、その時は序曲祝典を演奏しました。蘇ります。懐かしいですね。


いわきトロンボーンキャンプに参加して、本当に私のトロンボーンに対する概念っていうのかな。すごく変わりました。

たくさんの、「いい音」に出会えたからなのかな、とも思います。

まず、初めてレッスンを受けさせてもらった群響の越智大輔さん。

「イメージをすること」「いい音を聞いて真似をすること」「ブレスの練習をすること」

レッスンを受けてみて印象に残ったことでした。

さらに、読響首席トロンボーン奏者の青木昴(あおきこう)さん、品川隆さん、鈴木智さん。皆さんそれぞれ素晴らしいトロンボーン奏者でした。

そして、Trio Sync.(トリオシンク)の読響バストロンボーン奏者篠崎卓美さん、N響バストロンボーン奏者黒金寛行さん、ピアニストの城綾乃さん。とっても素敵なチームでした。

それぞれの演奏も素晴らしかったし、何よりアンサンブルが良かった。心に迫る、と言ったらいいだろうか。

改めて、トロンボーンってこんな音、という事を知りました。こんな経験は私の人生の中で初めてのことでした。

言葉にするにはまだ浅はかかもしれませんが、トロンボーンの音は「あったかい」音だなと感じています。

自分自身でも、アンサンブルを経験してみて、とっても楽しかった。合わせている時や部分でやる時など、お互いに支え合っている感じとか、みんなで一つに持っていく過程もまた楽しかったです。何よりも音を重ねることが心地よかった。

新しい世界に私をつれて行ってくれた越智先生には改めて感謝です。本当にありがとうございました。


私の「元気な」音。このイメージをまた違うものにしたい。

より息を入れて、もっと響かせたい。私も、「あったかい」音を出したい。









何かいいものを食べます。生きます。