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人との関わりを通じて、日本各地に好きなまちを増やしたい!星野リゾートから転職し、徳島県阿波市へ移住

今回は、パンクチュアルの阿波営業所でふるさと納税事業を担当する小川瑛里香にインタビューしました。

◆小川瑛里香プロフィール◆
阿波営業所のメンバーとして阿波市ふるさと納税事業を担当。アメリカで生まれ、横浜、兵庫県で育つ。山口の大学を卒業後、2019年4月に星野リゾートに新卒で入社。その後2022年7月にパンクチュアル入社。26歳。

■前職は念願だった星野リゾートでのホテルスタッフ

ー小川さん、今日はよろしくお願いします。小川さんは2022年7月に入社するまで、星野リゾートで働かれていたそうですね。

よろしくお願いします。そうですね、2019年に大学を卒業して新卒で星野リゾートに入社しました。大学が山口だったこともあり、ゆかりのある山口県長門市の「界 長門」で3年と少し勤務していました。

もともと、人と関われる仕事にあこがれて、就職活動では主にホテル業界をメインで応募していました。なので、星野リゾートは念願かなっての入社でしたね。

星野リゾートのなかでも「界」は、日本全国の有名な温泉地に展開する温泉旅館のブランド。上質なご滞在を提供するゆえに、宿泊料金は決して安くありません。当時はご宿泊されるお客様のサポートを全般的に担当しながら、皆様の満足度を向上するための改善や提案を行っていました。

ー具体的にはどういったことをされていたのでしょうか。

例えば、お客様と会話できるタイミングのひとつにチェックインがあります。何かお困りごとはないか、ご要望はないかなど、できるだけ会話からニーズを引き出すことを心掛けていました。

お客様とは一期一会の関係ですが、それでもこうした些細な心がけが積み重なって、アンケートに嬉しいコメントをいただいたりするととても励みになりましたね。

■「もっと末永いお付き合いがしたい」と一念発起し転職

ーそんなやりがいを感じながらのホテルでのお仕事を辞めてまで、どうして転職されようと思ったんでしょうか。

さっき触れた「一期一会の関係」ではなく、もっとお客様と長いお付き合いがしたいなと思ったのがきっかけです。

一期一会の大切な瞬間を、上質なサービスでおもてなしすることも、とても大切で必要な仕事です。しかしお客様とのやり取りや温かいコメントが日々のモチベーションになっていた私は、3年間働く中で、もっと人と長い関係性を築ける仕事に惹かれるようになっていました。

そんな折、転職サイトで見つけたのがパンクチュアルでした。ふるさと納税事業での実績や募集要項を見て、なんだか面白そうと思ったのが最初の印象でした。ただ、正直寄附をした経験もなく、仕組みについても決して詳しくはありませんでした。

地域の生産者さんと長く密に関われる仕事だということに興味をもって読み進めるうちに、ふるさと納税の仕組みが行政、事業者、寄附者の三方にとってwin-winであることにも惹かれました。

■持ち前の好奇心で躊躇なく阿波市へ移住、ホテルを飛び出しいざまちの中へ

ーパンクチュアルでは、ふるさと納税事業の委託を受けた自治体に営業所を開設するスタイルをとっています。山口から離れることや、配属先がどこになるかわからないといった不安はなかったんでしょうか。

ありませんでしたね。むしろその土地のことをたくさん知れることに、魅力を感じていました。

もともと性格的にも好奇心は旺盛で、ただ見るだけでなく行ってみたい、実際に体験してみたいと思うタイプです。異動や転勤についても、日本各地に好きなまちが増えると、ポジティブに捉えていますね。

大学は山口県でしたが実は生まれはアメリカで、その後も親の転勤などの都合で横浜、兵庫県の丹波篠山に移り住みました。そうした背景もあってか、あまり居住地が変わることに抵抗感はありませんでした。

パンクチュアルに入社したときには配属先はどこか分かっていませんでしたが、阿波に決まったときも、むしろ知らないまちに行けることにウキウキしていました。

ー地方への関心はもともとお持ちだったんでしょうか。

山口県で大学生活を送っていた当時、経済学部の観光政策学科で地域で展開する観光まちづくりなどを学んでいたんです。

例えば一大有名温泉地の大分県別府市では、市街地の活性化を目的に、アートとまちを掛け合わせた「BEPPU PROJECT」という新しい取り組みが注目されています。様々なまちづくりの事例を目にしながら、地方に活気をもたらす取り組みには常に興味を持ってきました。

また、学生時代にはよさこいサークルの活動にものめり込んでいました。100人規模のかなり盛り上がっているサークルでした。言うまでもなくよさこい自体は高知の祭りですが、本場の高知を飛び出して、山口や九州でも多くの人たちを熱狂させる地方の文化にも興味はありましたね。

■営業・マーケ・カスタマーサポートを一気通貫で担当
 モチベーションにつながり成果も向上

ーパンクチュアルでは阿波営業所のメンバーとしてご活躍されています。具体的な業務内容を教えてください。

現在、私を含めて3人の阿波営業所で、毎日忙しくもやりがいのある日々を送っています。ふるさと納税事業を担当する中での主な業務としては、事業者対応・寄附者対応・事務作業があります。

事業者対応は、現在60くらいの既存事業者さんとコミュニケーションを取りながら、新しい商品の出品提案を行ったり、事業者さんからの配送手段などの相談に対応したりしています。新規事業者さんへのお声がけも行いますが、最近では事業者さんから紹介してくれるケースも増えていますね。

寄附者対応は、寄附をしてくださったお客様からのレビューに返信したり、お問い合わせの対応をしたりという業務です。オンライン上とはいえ、ダイレクトにお客様と接するため、対応力は求められますね。このあたりは前職での電話応対などを含めた接客経験が生かされていると思います。

ボリュームが多いのは事務作業でしょうか。事業者さんから預かってきた返礼品の写真撮影やサイトページ制作、それらの掲載作業などは、返礼品の数が多いと自ずと工数がかかります。自治体に提出する書類なども複数あって、例えば返礼品の価格を値上げするとなると、その都度、修正内容を市役所に提出しないといけなかったりもします。

ただこうした業務を縦割りにしてしまうとどうしても全体フローの一部しか見えないので、そうではなく、事業者ごとに各メンバーが一気通貫で担当しています。事業者さんの想いを聞いて、お客さんに届けるまで、全て担当できるというのはやはり大きなモチベーションになりますね。

ーメンバー一人ひとりが責任感とやりがいをもって担当しているんですね。

そうですね。メンバーそれぞれが担当を持ちながら、必要に応じて3人でコミュニケーションを取りながら協力し合っています。

ふるさと納税では、出品事業者数や掲載商品数に比例して寄附額が伸びる傾向にあります。目につきやすくなったり、いずれかの商品がランキング入りするとそこから他の商品にPVが連鎖するからです。なので、営業所内で協力しながら、年間200商品の掲載数獲得を目標に営業活動をしています。

営業する上で事業者さんへのアプローチ方法には複数の手段があり、先方のご都合や状況を踏まえて都度ベストな方法を選択しています。メール、電話、訪問など、使い分けながら日々コミュニケーションをとって、出品掲載数を増やせるように力を尽くしていますね。

ー厳密ではないとはいえ、そうした「ノルマ」のような営業活動への抵抗はありませんでしたか。

目標が明確なことが、私にとってはモチベーションになっています。

それにふるさと納税での営業、つまり事業者さんへのお声がけというのは、先方にとっても大きなメリットをもたらすものです。

事業者さんの中には、お声がけしたら「ふるさと納税に出品できるなんて!」と泣いて喜んだ方も過去にいらっしゃったと聞きました。出品したくても方法がわからなかったり、自分たちだけでは掲載できないと思っている方も多い。私たちがお声がけすることで、新しいチャンスをご提供できればなと思っています。

営業を通じて事業者さんと直接会話しているからこそ、「この商品がもっと多くの人の目に留まるように頑張らないといけないな」と思いますし、プレッシャーもありますが、そうした期待を背負っているからこそ、仕事に張り合いが生まれていると感じています。

そうした事業者さんへの思いがあるお陰で、写真や文章といった制作物についてもどういった表現にするべきか真剣に向き合うことができますし、自ずとクオリティも上がっていると思いますね。

■年齢に関わらず切磋琢磨し合えるパンクチュアルの社風

ーパンクチュアルの社風はいかがでしょうか。

実はまだ入社から一年足らずで、配属も阿波営業所なので、全社員と顔を合わせているわけではないんです。ただ社内のコミュニケーションはオンラインでも活発ですし、電話やチャットでは様々なメンバーと良く話しています。

年齢はみんなバラバラで、様々なバックグラウンドの人たちが働いていますが、地域を良くしていきたいという思いは一致しています。「他の営業所のことは関係ない!自分たちの業績が伸びればいい!」というスタンスの人は皆無で、全員で協力して一つの目標に向かっている印象です。

前職では「フラットな組織」が一つのカルチャーになっていて、年次や年齢に関係なく誰でも発言し行動できることを求められていましたが、パンクチュアルでもそうした風通しの良い雰囲気を感じています。何より一人ひとりの業務範囲が広いので、どんどん発言して質問して、どんどん自ら行動していかないといけないですし。

負担やプレッシャーもありますが、逆を返せば『何でもできる』会社です。そしてみんなが手を差し伸べてくれる。すごく魅力的だと思いますね。

ーパンクチュアルにはどんな方が向いていると思いますか。

やはりベンチャー企業ではあるので、業務や変化のスピードは早いかもしれません。そういう意味では環境に適応できる力はある程度求められるかもしれないですね。

ただそれよりも、地域の事業者さんとの密なコミュニケーションを楽しめることが必要かなと思います。好奇心ともいえるでしょうか。

阿波の方達は皆さんとてもやさしく親切に接してくださいます。決して積極的な方が多いというわけではありませんが、会話を重ね、打ち解けてくると、例えばお土産として産品を持たせてくれたり、忙しく働く私たちのことを心配してお声がけしてくださることもあります。

そうしたやり取りが私にとっては働く意欲・源になっていますね。そう思える方なら、パンクチュアルに向いていると思います。

ーありがとうございました。

株式会社パンクチュアルでは採用活動を実施しています。各地を転勤しながらキャリアアップを目指せる総合職のほかに、希望する地域で働く一般職採用も実施しています。また、結婚や出産などの人生のフェーズに合わせて、職務コースの異動も可能です。

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