アル中のおじさんと同居生活 【波乱万丈なワーホリ オーストラリア編⑤】
私がオーストラリアにあるケアンズという街にはトータルで半年間居たんだけど、その半年で私が家を変えた回数なんと6回!
一カ月ごとに家を変えてるペース。笑
その中でも、一カ所忘れられない家がある。
それはオーストラリア人のおじさん家に住むことになった時、内覧したとき割と家も綺麗だし、仕事場まで近いし、自転車貸してもらえるならここにしよう!と思って決めた家。
お部屋もなかなか可愛くて好きだった。
ただ、ケアンズあるあるのよく家の窓ガラスの外にヤモリが張り付いてる光景、たまには中に入ってきたりもよくあるある。
それは虫嫌いの私にとっては嫌だったんだけど、それ以外は気にならなかった。
その夜、オーストラリア人のおじさんが今日は飲みに行ってくる。
って事で夜は出かけてて、私はさっさと次の日仕事だから寝たんだけどその夜中、
部屋をドンドンドンドン!
って叩く音で目が覚めて、おじさんがドア越しになんか叫んでる。
もーなんだよ。こんな夜中に。。
と思ってドアを開けたらおじさんが激おこ
話を聞くと、キッチンの床を指さして、
この水滴は俺が家を出るときなかった。
落としたのお前だろ!!
え?これだけでコイツ怒ってるわけ。。?
私も寝ぼけながら、何言ってるんだかこのジジイとか思いながら聞いてたら、本気でブちぎれてる。
何回もFuckとかあらゆるバッドワードを私に向かって言い続けている。
私は寝ぼけながら、
分かったよ!拭けばいいんでしょ!ほら拭いたよ!寝るからね!
って部屋入っても、
今度は違うところ見つけて怒鳴ってくる。
19歳の私には何がなんだかわからなかったけど
この人、お酒を飲んだ後は人が変わったように豹変する。
そして次の日、おじさんに
昨日私にバッドワード言ったよね。あれは失礼なんじゃない?
って聞くと一切覚えてない。
その時思った、この人お酒飲んだら豹変するからこれ以上この家にいるの危険だわ。
しかもこの日だけじゃなくそれがお酒を飲んだ日の後は何回かあった。
恐怖も感じたけど、理不尽な事で起こされて次の日の仕事に支障もきたすしこんな家さっさと出ようと思って1カ月くらいでさっと出た。
オーストラリアのいいところは、シェアハウスだとさっと入居できてさっと退去できるところ。
デポジットって言われる保証金があるところもあったりなかったり。
私は家を変えるのが苦じゃなかったから気に入らないことがあったらすぐまた新しい家探して住んでた。
そんなこと続けてるといつの間にか一カ月ごとに家を変えて半年経ったけど、それぞれの家で出会いがあったり友達が出来たり私は半年同じ家に住み続けるよりもよっぽどよかったと思ってる。
ケアンズでは家6回、仕事5回変わってなかなか濃いすぎる半年を過ごしたと思ってる。それでも人生の中でこの半年はかけがえのない半年になったし今思うともうこんな苦労できないと思っても当時の私は必死だったし楽しんでたからすごいなーと感心する。笑
英語もおかげでものすごく伸びた半年だった。
私もようやく嬉しい事が起こりそうな予感・・?
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