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本日発売!

デーヴィッド・アイクの『答え』、最終巻が本日発売されました。


先日、「トランスジェンダーがSNSで伝染する」とする翻訳本の出版が中止になりましたが(引用記事とてもわかりやすいです!)

『答え』第4巻でも、1章を割いてトランスジェンダーについて取りあげており、発売中止となったシュライアーの本の内容と共通するところも多いように思います。

シュライアーはアメリカの事例、アイクはイギリスの事例を挙げていて、上記引用記事によれば、アメリカの方が未成年の性別移行に積極的(当事者のニーズ重視)で、イギリス含むヨーロッパはやや慎重な姿勢とのこと。

アイクによれば、イギリスではロンドンのタヴィストック&ポートマンNHS財団トラストにある性同一発達サービス(GIDS)が行き過ぎた医療介入をおこない、3年で35人もの精神科医が辞職。ちなみに、GIDSは『答え』原書刊行後の2022年に閉鎖されています。

シュライアー本は読んでいないのでなんとも言えませんが、煽情的な邦題(原題は「不可逆ダメージ(性別移行手術を指す)」)やマーケティングがあったようなので、そこは批判されても仕方ないかも。ただし、抗議によって発売中止に追い込まれたことは「多様性の尊重」ではなく、その真逆です。

トランスジェンダーの人が、自分の身体と反対の代名詞を自称することは自由である。同じく、その人たちのことを指すとき、女性の身体の人を「彼」と呼ぶ、あるいは男性の身体の人を「彼女」と呼ぶことに抵抗がある人も、そう呼ばない自由を認められるべきだ。

『答え』4(デーヴィッド・アイク)

アイクは、未成年に不可逆な性別移行手術を推奨することを危惧しており、タイトルから推測するに、シュライアーも同じ主張をしていると思われます。

私は、本当にトランスジェンダーだと感じている人に意見するつもりはない。問題は、なにも違和感を感じていなかった子どもに介入して、ジェンダーを混乱させていることだ。それは虐待である。

『答え』4(デーヴィッド・アイク)

「多様」な人がいていいのだけど、自分を「多様」にしようとがんばる必要はない。「多様」を求めて対立する意見を否定するなら、気に入らない「多様」は認めないことになる。「多様性」を否定する者を黙らせることは正しい、という矛盾。

『答え』2年越しで完結しました。第4巻は、これまでの3巻で取り上げた内容がまとまっている感じです。ここから入って、気になる内容があれば遡って読んでいただくのも良いかと。

よろしくお願いいたします!

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