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個人Vtuber準備中のためのSNS運用術 後編

 前編に続き後編部分を書いていきます。
 前編ではSNS運用の目的として掲げた

  1. 存在を知ってもらう

  2. 自身の魅力を知ってもらう

  3. 自身のファンになってもらう

 の3つのうち、1.存在を知ってもらうを書いてきました。
 今回後編では残りの2と3について書いていければと思います。


はじめに

 前編同様、SNS運用とは基本的にXの事として書いていきます。
 稀にSNS全体のことを指すこともあるかもしれませんが、文脈で読み取ってください。全部Xとして考えても差し支えのない書き方はしていきます。
 また基本的に後編ではVtuber準備を始めた直後くらいの時系列として見ますが、そこからの将来的な展望の話も混ざるかもしれません。また基本的に対象の方は「あなた」と呼ばせていただくかと思います。

 また前編から繰り返しますが、適切な運用方法は人により、時により変わるもので、最適な運用を行ったとしても伸びることの保証はなく、こちらの記事についても学んで行ったとして正確性の保証や成功のお約束は出来ません。
 あくまでインターネット上に転がっている情報の一つとして、自分に適しているかどうかを照らし合わせ、自分自身の方法でSNS運用に挑戦していただければなと思います。

自身の魅力を知ってもらう

 早速ではありますが後編の前半では魅力を知ってもらうところから、具体的なアピール方法などを書いていきたいと思います。
 前提として、ファンやまだファンではないがあなたを見てくれる人を含めてある程度の人数が確保出来てから行ったほうが効果的なものもあれば、前編で記した存在を知ってもらうの段階から取り組んでも問題の無いものもあります。
 基本的に、特に何も書いていなければある程度あなたを見てくれる人が居ることを前提とします。

 "ある程度あなたを見てくれる人がいる"の目安ですが、フォロワーが全返しを除き、本当にどんなに少なくても50人、出来れば100人以上で多ければ多いほど良いです。内訳としてもアクティブなフォロワーが多ければ多いほど好ましいです。
 それ以外にも指標はありますが、わかりやすいものとしてフォロワーの数を増やしましょう。目標が無いと困るという方は、300人ほどを目指してください。

あなたの魅力はなんですか?

 それでは具体的に魅力の発信を行うところですが、まずは自分自身の魅力、つまり強みや他者と差別化出来るポイントをきちんと知っておく必要があります。
 もちろんすでにしっかりと自覚している方もいるとは思います。前提となっていき、あなたが売り込んでいくものなので必ず知っておく必要があります。
 もし自分にはそんなものは無いと考えている場合でも、もう一度ご自身の普段の生活などで人とは違う部分(ポジティブなもの)がないか探してみましょう。それでもわからなければ友人に聞いてみてください。聞けるような友人がいなければ家族でもいいです。
 もしも家族に聞くことすら難しければあなたの魅力を探しますのようなサービスを利用してでも自分自身の魅力を探してください。今後準備期間はもちろんデビュー後も常に重要になるのはあなた自身の魅力です。何もわからない状況でも活動は出来ますし、可能性が無いとは言いませんが、知っておいたほうがいいと私は思います。

魅力ごとに適したアピールをする

 それでは具体的な例として、3例ほどの行動を想定していきます。
 注意点ですが、私はコンサルタントではないため、また皆さん事情や得意とすることも少しずつ違ってくるため、同じような状況でもこれが最適とは限らないこと、またこの通りにしても上手くいくとは限らない事を再度お伝えさせて頂きます。
 また前回の記事もそうですが、基本的にはファンの方を増やすという目標に向けての例であるため、ご自身の目的がファン作りではない場合はそれに沿った行動をしていってください。


 まずは1例目として、あなたは自身は歌が上手いこと、また力強い歌声が特徴であり、喉が強く長時間歌い続けることが出来るため、それを活かしてVtuberになろうとします。この場合全てが歌に通ずるものであり、全てが親和性の高い魅力となります。
 歌が上手な場合のアピールポイントは歌が上手いことであり、アピールの内容も歌の上手さを披露することに尽きるのですが、その主張の前にまずはあなたが得意とする歌が権利上歌えるかどうか調べる必要があります。
 また歌えたとしてもいわゆるオケ音源が無く、アカペラしか出来ないという場面にもよく遭遇してしまいます。(音源問題については資金力で解決することも出来なくはありませんが。)

 もし普段あなたが歌っており得意としている曲をそのまま披露出来そうであれば何も問題はありませんが、あなたが歌っている曲を歌うことが難しそうであれば力強い歌声に向いた別の曲を練習する必要があります。
 その上でその歌が得意になったか、あるいはもともと得意な歌のままでも問題がなければ、歌ってみたやショート動画などを投稿し、こういう歌が得意!とアピールするのです。
 またそれに付随し喉の強さをアピールするために、長時間の歌の練習などをした、などのような事や、環境や計画的に可能であればいわゆる長時間歌枠をやっていきたい等、今後の展望や活動内容をSNSで投稿していき、あなたを見ているユーザーの期待値を高めるとともに自分自身の魅力が伝わる内容を発信していきます。

 権利等の都合で見せられない魅力は持っていないと同じですので、魅力を魅せられる状態にしておきましょう。


 2例目として、イラストレーターであるあなたは、Vtuberに興味があったため自分の能力を活かし、自分自身のイラストでVtuberになりました。(モデリングは外注とします)
 お絵描き以外に特技らしい特技は無いけど折角やる以上過酷でも頑張っていきます。
 のような形で始めたものとします。一見ふわっとしているように見えますが、イラストが描けるという明確なスキルを持っています。

 ただし、絵が書けるからと言って無条件でファンが増える事はなかなかありません。あなたのイラストをいいな、と思ってくれる方の目に届ける事が重要です。
 また特異な需要ですが、イラストを描けるVtuberというのはそれだけで箔がつきがちため、自身の評価をイラスト以外特技がないと思っているようであれば、イラストを描くことが出来る、に一段上げ自信を持つと良いです。

 当然売り込んでいくのは自身のイラスト能力なので、SNS上での活動であれば自身で描いたイラストや、今やっているゲームがあればそのゲームのファンアートなどを公開する、SNSや動画投稿サイトで共通で使えるのはメイキング動画の投稿などになります。
 他、Vtuber素材などと呼ばれるものを自作し、自身のモデルを使用例としつつ素材を配布したり、時間的余裕があれば他のVtuber様にRP(と、場合によっては姿のリプライをくれた方)を参加条件とし、気になった方お絵描きさせてください!などを行う手法もあります。(気になった方とすることで自身が得意とするジャンルの方や、戦略的な話をすればフォロワー数の多い方を選定して描けること、また抽選などの方法にしようとすると外部ツールを利用しない限り管理が手間になるため、自分で対象を決めるとあらかじめ明言するのが無難です)

 イラスト以外にも特技があればそれを組み合わせて売り込んでも良いかと思いますが、他者との交流を欠かさずイラストを押し出すのが強いかなと思います。


 3例目として、あなたがやっていきたいのはソロでのアイドル売りで、いろんな配信をしながら何を配信しても見に来てくれるファンがほしい。自分の強みは対戦ゲームをガチでやっているので結構強い事と、漫画やアニメが好きで結構見ていること、歌も少しだけ歌えます。とします。
 ここではあなたの理想とするアイドルをまず想像してください。そのアイドルが、こうです!と発表出来るものを通過させてください。
 過去の記事でも書きましたがアイドル売りとは自分自身が考える像に自分を近づけることであり、あなたが理想とする、自分自身がなっているアイドルがどのようなことをするか想像し、それを貫くことです。

 もしあなたの想像するアイドルが超ガチの対人ゲーマーで漫画やアニメも好き、歌ももちろん歌えます!というのであればそれら全てがあなたの魅力となるため、それを発信していくのが良いと思います。
 しかし、あなたの想像するアイドルがそのうちのいずれかの要素はしない、例えばゲームはするけど対人ゲームをそんなにガチガチにはしない、と考えるのであれば、そこについては修正する必要が出てくるといったものです。もちろん途中から方針を転換、あるいはアイドルの裏の顔のような形で披露するのも手段ですし、どのようにしていくか、あなた自身が考えて行っていく必要があります。

 繰り返しになりますがアイドルを目指すのであれば、発信する内容はアイドルとしての理想の姿、アイドルとして見られたいものとなります。自身の姿が魅力であればそれを含めて発信し続けましょう。あなたがアイドルとしてそれを貫く限り、その姿そのものがあなたの魅力となります。その他の趣味は基本的に封印しましょう。
 続けていく交流もアイドルとして見せたい姿、アイドルとして思って欲しいという方針で行っていきます。
 もしも距離の近くなったファン向けに少し本音に近いことなどを発信したいのであれば、SNSでサブアカウントなどを利用し、そちらで運用していくなど使い分けをするといいと思います。


 以上が魅力を知ってもらうです。
 繰り返しになりますがこのパートはある程度あなたの発信を見てくれる人が増えてから行う事を前提としており、フォロワー数が少ない状態で発信をしていても効果は薄くなります。
 もしまだあなたが世界に認知されていない状態であれば前回記事を参考にフォロワーなどあなたを見てくれるユーザーの獲得に努めてください。

自身のファンになってもらう

 自分を見てもらい、自分を知ってもらったら次はファンになってもらいましょう。
 正確にはここまで来た時点ですでにあなたのファンが誕生している可能性は非常に高いですが、それに加えて追撃を行い、まだファンでない方をファンに、すでにファンになってくれた方はより深みに導きます。
 方法はいくつかありますが、おすすめのものから、あまりおすすめは出来ないものまで紹介していきます。以下に箇条書きしますが、基本的に上の方ほどおすすめと考えてください。

  • 別の魅力の発信

  • 企画

  • 魅力の上乗せ

  • 懇願

  • 弱みを見せる

 実際に行動しやすく、するべきことやコスト、リターンもはっきりしているのはこのあたりだと思います。上から順に説明していきます。

別の魅力の発信

 これはもしもあなたがまだ発表していない、主力では無いが魅力的になる一面を持っているのであればそれを発信することです。
 もちろんこれまでに発信している情報やあなたの活動方針と合致させる必要はありますが、この追加情報によりファンに対しての魅力の供給をします。
 前提条件が必要で、親和性など若干考える事はありますが、自分自身の魅力を確実に伝える情報の一つであり、リスクもコストもほぼ無くリターンだけ獲得できます。

 具体的な例としては、この記事内で書いている"魅力ごとに適したアピールをする"のアイドル売りをしたい場合について、ゲームをするという情報自体を封印して活動していたとします。あなたの方針として対人ゲームをガチガチにやっているという情報は過激でも、実はもっとゆるめのゲームをしている、等の情報があれば、その情報を発信することです。

 例えばいま一歩ファンと呼べるほどにはなっていなかった、具体的に言えば姿は魅力的だと思っているものの、漫画やアニメが好きだと言うことには魅力を感じていなかった人が居たとして。
 追加で与えられた情報である、ゆるめのゲームをしているというのが趣味が合う、あるいはやっているゲームタイトルがピンポイントで刺さった場合、それは親近感となり、あなたへの期待に近づきます。
 もしかしたらこの一件のみであなたの活動が楽しみになり、応援をしてくれるファンになるかもしれませんし、まだ足りないかもしれませんが、少なくとも一歩距離感を近く感じてくれてはいるはずです。

 またすでにファンであるユーザーにとっても漫画やアニメとゆるめのゲームについては親和性が高いため、殆どの場合に置いてあなたへの好意や興味が上がることはあっても下がることはないでしょう。

 ただし追加で発信する情報には現在の自分との親和性があるかどうかは必ず確認してください。
 例えばですが、オラオラしたかっこいい系の男性Vtuberで主なファン層を女性として見据えている時、実は美少女アニメの鑑賞が趣味ですと言うのは活動方針とあっていないと思います。
 もちろんこれが方針に沿わないと感じるのは私の感性ですので、親和性については個々人で考えて貰う必要がありますが、合わないかも?と考えるような内容ならやめたほうがいいと思います。

企画

 こちらの企画についてですが、目的としての"認知される"の部分はもう終わっているものとし、あくまで"自分のファンを増やす"ために行うものとなります。
 企画系は実際の企画力や企画を行うタイミング、自身のフォロワーに刺さるものかどうかなどを考慮する必要があり、することによっては準備に時間がかかった上でリターンが無いこともあります。
 逆にうまくハマればたくさんのファンを同時に獲得することが出来たり、深いファンを作れる可能性、フォロワー増によるファン候補の獲得まで狙えます。リスクもコストもリターンも不定なのが企画です。

 まずはなぜ企画の開催がファンの獲得に繋がるかのかについてですが、基本的には達成感や一体感、企画を通しての距離の縮まりを感じるからです。
 そのため、それらが起きないような企画はファンの獲得にはあまり向いているとは言えません。

 具体的に最もよく行われる企画の一つで言えば、ハッシュタグを利用し、いいねやRP、リプライをくださいと画像付きで投稿するものなどです。
 ただしこれは認知を上げて新規フォロワーを獲得できる可能性はありますが、これそのもので新規ファンを獲得出来る可能性は低く、ローリスクローコストローリターン筆頭です。

 ではどのような企画をすればいいのかですが、何をしたいのかを考え、次に自分の出来ることでどうすればそれが実現出来るのかを考えます。例えばですが、

  • 自分がしているのはアイドル売り

  • ファンを増やしたい

  • フォロワーは増えなくてもいい

  • 難しいことは出来ないが時間はかけられる

 このような考えである場合、まず一度整理をします。
 「アイドル売りのVtuberがして違和感が無いことで、参加者がファンになってくれるようなこと、フォロワーは増えなくても良いので拡散されずとも問題がない、スキルは無いが時間はかけられる。」
 おおよそこのようになるかと思います。この中で最優先で考えなければならないのが「ファンを増やすこと」です。それ以外の要素はまずこれを思い浮かべないと精査が出来ませんし。

 そのためにどうするか考えると、すでに自分を見てくれている人が広く参加出来て"興味を持ってくれているくらいの人でも参加してくれる企画"を考えるということです。
 あなたに興味は持っているが積極的に交流したり応援したりはまだしていない、距離のある対象が参加したくなるような内容でなければ目的は達せません。
 方法としては、敷居が低い、リターンが魅力的、参加をしてみたくなる、あたりになってくると思います。


 このうち敷居が低いについては、どんなに低くしても条件としていいねくらいは必要になるため、参加条件をいいねのみとしてみます。それくらいの気軽さで参加出来るのであれば、リターンも軽いもの(と相手からは感じられる程度のもの)がいいでしょう。
 もしこの条件で考えるのであれば、「このポストにいいねしてくれた人に自発リプ周りします!」などになるでしょうか。そんなことがリターンに?と思うかもしれませんが結構手間ですし、かつVtuberファンには自発リプがもらえることを喜ぶ方も多数居るためしっかりとリターンにもなります。やりすぎるとSNSの規制を受ける恐れがあるため、いいねが来すぎると想定される場合は出来ません。

 他には敷居が低いの他に、敷居を下げるという考え方もあります。
 通常であればまだファンになる前にリプライを送るのは敷居が高いことですが、この敷居を下げて交流を図りやすくするのです。
 こちらも例としては、「絡んだことあるひともまだ絡んだことない人も気軽に話しかけてください!」系企画になるでしょうか。これに全リプ返タイムも乗せても構いません。
 こちらはファンになる一歩手前で、話しかけたいのに行動が出来なかったという人に特に効果的です。これについても内容は実現出来る程度に調整をしてください。


 次はリターンが魅力的についてですが、これは人により何が魅力的か変わりますが、基本的には人からもらったら嬉しいと感じる人がいるもの、となります。
 つまりなんでもかまいません。え?と思うかもしれませんが、あなたが考える喜んでもらえるものがリターンです。これは本当に人により出来る事により差があり汎用性が無く例を上げるのが難しいのですが、それでいいの?の例としては「早くリプくれた◯◯人の印象答えます」や「RPしてくれた人からランダムな人に手描きアイコンプレゼントします」のようなものです。
 こういったものの応募者が来ず滑るのが怖い場合は、普段の自分のポストに反応をしてくれる人の数から安全マージンを取って行うとメンタルを守れます。
 あなたが出来ること、それをするためのコストと相談してリターンの設定を行ってください。


 最後に参加してみたくなる企画ですが、正直難しいです。私の想像の外にあるような企画力なのですが、過去に実際に行っていた方がいらっしゃる事例を掲載させて頂きます。
 間違い探しという企画なのですが、立ち絵として公開している姿とは別に立ち絵を制作なさったイラストレーター様に、立ち絵とは間違った部分があるイラストを依頼しており、立ち絵とそのイラストの中にある相違点を見つけたらDMで答えを送って当ててください、というものでした。
 それそのものが大きくバズっていたわけではないと記憶しているのですが、それを行っていたVtuber様のコミュニティ及びそこから一段外のコミュニティまで広がっており、そこで強固なファンを生み出したのか、それ以降の企画力も高かったのもあるのか凄まじい勢いでファン数、フォロワー数ともに増えていき、SNSで行われる参加型の企画としては大成功していたと私は思っています。
 これについての私の所感は、Vtuberに対しDMを送れるという機会がまずリスナーからするとあまり無いため、参加したいという気持ちがわくものだと思いました。
 他早く見つけた人として表彰をするなど、参加して嬉しく、また次回は何があるのだろう?と期待を持ち注目をし続けたくようななるものだったと思います。
 ただ成功を見ていたもののわずかながら懸念もあり、一度DMを通すと際限無くDMを送りつづけてくるファンというのもいると思うので、もし類似の企画を行うのであればその対処については考えてから行うべきものだと思います。

魅力の上乗せ

 これについては別の魅力の発信と似ていますが、すでに公開している魅力をさらに上乗せして発信するものとなります。
 例としては、ゲーマー系Vtuberを目指している方が、ゲームが上手いという以上の情報の公開をまだしていなかった場合、実際のスーパープレイのクリップを掲載する。
 他には、すでに一本歌ってみたを上げているシンガー系Vtuberが、別口の歌ってみた動画を上げる。
 など、既存の情報に、さらに同じ方向の別の情報を上乗せしていくことです。

 これについては素直にすごいと思われる事は間違いないのですが、別の魅力の発信とは違い、違う面の魅力を見たという事実に乏しく、既存のファンに対する情報の追加となる面が大きいため、別の魅力を発信するよりはファンを作る力は少なくなりがちです。
 ただし決して効果が無いわけではなく、情報を見逃していた方に届いたり、繰り返し魅力を見た結果ファンになるということも起きますし、リスクもコストも殆どなくリターンのみ得られる優秀な発信です。

懇願

 懇願です。こんがんと読みます。ひたすらお願いするという意味です。
 それ以上でもそれ以下でもなく本当にお願いをするだけですが、すでに少数でもあなたのファンさえ出来ていれば、あるいはVtuber界隈自体のファンが出来ていれば一定の効果があります。
 具体的手法としては、してほしいことをお願いすることです。シンプルな形ではなく、なるべく画像をつけて、文章にもこだわって、その時の状況次第で方向性を変えます。

 例えば、もう少しで目標のフォロワー数を迎えられそうな時は、拡散フォローお願いします!とポジティブな感じで。
 逆に伸び悩んでいる時はお願いします~!に加え可能であれば悲しそうな表情、悲壮感を感じられるような絵文字などを付けて。ただしこの時悲壮感を強くしすぎるとネガティブなものとして受け取られて嫌悪されてしまうので、軽めにする必要があります。

 基本的にはコストは殆どかかりませんがあまりに過剰にやるとずっとお願いをしているという印象がついてしまうリスクがあることからあまりおすすめは出来ませんが、リターンは売り方次第でそれなりにあったりします。

弱みを見せる

 オブラートに包んだ言い回しをしましたが結局率直に言うとネガティブな発言です。かつ重すぎる内容であったり、短期的に繰り返すことです。
 大手のVtuber様がやっている事があったり、稀にそういったポストがバズってしまう事があるため効果的に見える印象ですが、大手のVtuber様がやっているのはすでに定着したリスナーを強固に結びつけるためにやっているもので、頻繁にすることも無ければ重すぎる事もありません。
 またバズっていたそういった病みツイートもサンプル数は多くないものの見ましたが、チャンネル登録者までつながっている例は少なく、チャンネル登録者数が大きく伸びた方でもライブの再生数は殆ど変化がみられませんでした。 しかし、ファンがついていない状態にも関わらずガチ病みにしか見えない投稿を繰り返したり、自身を否定するネガティブな投稿を繰り返してしまっている方も少なくなくありません。
 健全なファンはネガティブなツイートを見たいと言うことはあまり多くなく、病んでいるポストを繰り返せば離れていきます。

 これをすることのデメリットをメリットが上回る可能性があるのは絶対に自分から離れない本気のガチ恋を作りたい時のガチ恋売りくらいかと思います。
 その上で仮にガチ恋売りをするにしても、本当に病んでいても病んでいる演技だとしてもガチ病み系の発信はやめたほうが良いと思います。心から。

 総括すると、コストはかからないもののリスクが高くリターンも少なく、本当におすすめしません。やめたほうがいいです。

おわりに

 以上で前篇から2記事にわたって続いた、基本的にはVtuber準備中の前から準備中、たまにその少し先の展望まで込みのSNS(というよりX)の運用の仕方についてのお話はおしまいです。
 これが全てではなく、また人それぞれ戦略が違い、そもそも私は基本的に多くの方が使える汎用性の高いやり方を書いていましたが、資金力が潤沢にある、人との縁がある、過去に活動歴があるなど、これに限らないSNS運用を含めた戦略もあります。
 通してですが、成功例に含まれるやり方などを多く載せたつもりですが、このやり方で失敗したというケースも見ています。
 そのあたりは個々人の資質やタイミング、率直に言えば運なども絡んでくること、またこの記事の作成自体が私が行ったもので第三者の意見を取り入れていないため、私が間違った知識を持っていたりする場合もあります。
 そのため再三再四、この記事を参考にしてもらえると嬉しいものの、ネットに転がっている情報の一つとして取り扱っていただけると嬉しく思います。

 次回ですが、書きたいと思いつつもさすがにこれを載せるのはどうか、と思った内容の事がいくつかあり、お試しで有償記事というものを作成してその中で供養してみようと思います。もしご興味があればぜひ、と言いたいところですが、あんまり面白いものでもないと思うのと、決して世間全体のことではなく私の周りで、目に見え話を聞いた範囲の事柄であり、読み物として楽しんで頂きたいです。というスタンスで書いていきます。

 以上です。お読みくださりありがとうございました。
 フォローやスキもらえると私が嬉しくなるのでぜひお願いします。
 リクエストや要望などあればコメントかメッセージお待ちしています。

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