見出し画像

生まれ変わっても私にはならない

1996年に大ヒットしたポケットビスケッツの『YELLOW YELLOW HAPPY』は、「もしも生まれ変わってもまた私に生まれたい」というサビの歌詞がとても印象的な曲です。

これを歌っていた千秋さんには申し訳ないのですが、自分の場合は、生まれ変わってもまた自分になりたいとは微塵も思わないですね。

別に自分が嫌いというわけではありません。

コンプレックスは多いけど、自分が好きか嫌いかと問われたら、たぶん好きだ。でも、せっかく生まれ変わったのに、自分をもう一度やり直せというのもまあ酷な話ですよ。


じゃあ誰になりたいかというと、そりゃあやっぱり美女になりたいですね(きっぱり)。本田翼さんとか橋本環奈さんになりたいです。

でもこれ、今の自分の意識がある状態で美女になれるわけではなく、いったん無になってゼロから再生された上で美女になるわけで、その折には前世である自分は消えているということですよね。これじゃダメじゃん。何も楽しめない(何を楽しむ気だったんだおまえは)。

実際にリアルな問題として考えてみると、女性は大変そうなので安易になりたいとは言えません。

でも、生まれ変わったら異性が良いという人のほうが多いと思うけどなあ……とググってみたら、2016年にこんなデータが発表されていました。


同性のほうが良いという人が大半を占めるのだそう。ふーむそうなのか。

ただ、面倒なことも含めて、一度は女性を体験してみたいんですよね。下心もあるけど(正直)。

残念ながら現実世界に呪泉郷はないので、水を被ると女になっちゃうふざけた体質になることもできない。

ところで早乙女乱馬さんって、女になっている間はその……股関節のあたりってどういうふうになっているんですかね?その間だけ消える感じかな?あるいはxxxを付けてはいるけど女であるというふた◯り状た……いや、深く詮索するのはやめとこう……。


変な方向に行きそうなので性転換のことは置いておいて、別に生まれ変わりは人間じゃなくても良いわけです。

木でも椅子でもATMでもマイナスドライバーでもお洒落なマンションの玄関口にある謎のオブジェでも可なわけです。森羅万象のいずれにもなることができる。

ならば自分がなりたいのは、やっぱり温泉水ですな。どっちも行ったことないけど、別府の温泉水や道後の温泉水になりたい。温泉水そのものだからもちろんいつも肌はすべすべ……ん?肌?

そう、温泉水は不特定多数の人々の肌に触れることになる。それも、ろくに身体を洗わずに入るマナーの悪いおじさんの肌とかにも触れてしまうわけで、これはちょっと……いやかなり嫌だ。

うーん。温泉水はやめておこう。あと、浴槽に入る前にはちゃんと掛け湯をしましょう。


だとすれば、スチームサウナのラドンはどうだろう。あれは気体なので、おじさんの肌に触れたとしても感触がないのでは……と思いましたが、汗だくの人がたくさんいる中に閉じ込められるわけだから地獄だった。


…………やっぱり、生まれ変わっても自分で良いです。千秋さんとパッパラー河合さんのおっしゃることは正しかった。


サウナはたのしい。