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未来の傘について考える

雨は、子供の頃から現在までずっと苦手です。

そもそもが偏頭痛持ちなもので、気圧が低くなる時点でもう身体が怠くなるんですよね。それに加えて、もうひとつイヤなことがあります。

「傘」。

あの、機動力に難があり過ぎる雨除け用具。外出する際にアレを使わなければならないのが、とてつもなく憂鬱でめんどくさくて仕方ないのです。

21世紀に突入して、もう15年以上が経ちました。電話は掌サイズでインターネット機能付きになり、本やビデオは自宅で何度かマウスを押せばそのまま読んだり観たりできるようになり、車は自動的に車間距離を取ってくれるようになり、機械仕掛けの声を持つ二次元の女性が武道館でコンサートを行う2017年。

文明はこんなにも発達しているというのに、「傘」だけは一向に進化の気配がない。折り畳めるようになったことが現時点で最後の進化。

もうそろそろ自動運転技術くらいは欲しいものです。対向者とすれ違った時にぶつからないように自動的に避けてくれるシステムとか。かなり需要があると思うのですが。

あと最近は、鍵などに付けておくとうっかり置き忘れた時にブザーで報せてくれる探知器が発売されているそうですが、それを傘に付ければコンビニやトイレなどの店先の傘立てへの置き忘れが減り、各所の経営側や管理者も邪魔だけど捨てるに捨てられない客や利用者の忘れ物が減ってみんなハッピーになれるはずです。

ちなみに自分は今日、傘そのものを持ってくるのを忘れました。雨が止むまで駅で待つか……。トイレに忘れ物の傘がありましたが、パクらずにちゃんと窓口へ届けました。えらい!

#エッセイ #雨 #傘

サウナはたのしい。