マガジンのカバー画像

【Tech /Tips技/ 製作背景】

51
覚えておきたいTips技や、製作の背景などの役立つ話をまとめています。
運営しているクリエイター

#UXライティング

UXライティングについて考える。「使う人に寄り添った文章」はなぜ大切?

プロダクトのおしらせ系の文章は、「やってほしいこと」があった上で、使う人にわかりやすく伝えるというのが役割です。でもそれだけだと、コンテンツ過多な状況では難しいのでは? と感じることが増えてきました。 なぜなら読む側は、つねに「読まない」「行動しない」という選択ができるから。 これからのプロダクトは、使う人の感情に寄り添い(共感して)、使う人の言葉で説明できるという新しいスキルが求められるのではないか? そんなふうに思ったので、この機会にまとめてみました。 ・・・ き

コピーライティングとUXライティングの考え方の違いについて

わたしは広告会社で10年ほどコピーライターとして勤務した後、転職してIT系の事業会社でUXライターをしています。 そんなキャリアなので、コピーライティングとUXライティングの違いについてよく考えるのですが、最近読んだこちらの記事でも、コピーライティングとUXライティングの違いについて軽く言及されていました。 通常のコピーライティングは主に販促を目的としたライティングであり、UXコピーライティングは製品やサービスとの接触時に使用されるものです。 最近有難いことに、たくさん

SlackのUXライティングが名文だったので写経した

先日twitterでSlackのUXライティングが話題になっていました。 わたしもこちらのツイートでこのコピーのことを知ったのですが、これはマジで名文だと思ったので写経しました。 写経とはそもそも写経ってなんやねんという話なのですが、写経とはコピーライティングのトレーニングのひとつです。別に出家するわけではありません。好きなコピーや気になったコピーを、ノートに書き写していくのです。 わたしがよく写経していたのは、その年の優れたコピーを集めた『コピー年鑑』という本に掲載さ

SlackのUXライティングの考え方

2020年1月に行われた Design Matters Tokyo のセッションでUXライティングについて学んだので記事にまとめます。 Slack社でUXライティングに取り組んでいるアンドリューさんのお話で、実際にUXライティングするワークショップも体験したので共有したいと思います。 Slack社のアンドリューさん UXライティングとはUXライティングとは、ソフトウェアやインターフェースを言葉で対話可能にすることを目的としたコピーです。 ユーザーの行動フローを理解し、専門