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流産手術しました(・ัω・ั)
現在、1歳の息子がいるnashicoです。
本noteは2人目の稽留流産&手術レポになります。
記録も兼ねているので、ちょっと長めの2500文字程度のnoteです。
(参考)妊娠・出産歴
20代後半から不妊治療を経験し、体外受精で授かった第一子を出産する。
出産後、人生初めて「自然妊娠」する。
■妊娠発覚〜流産確定まで
6wに胎嚢を確認しましたが、8wになっても胎芽が確認できず、9wも結果が変わらずだったのでそこで【稽留流産】が確定しました。
赤ちゃんが入る袋(胎嚢)が確認できるのに、赤ちゃん(胎芽)がいないの状態を『枯死卵』と言い、通常の妊娠時と同じようにつわり症状が出る場合もあります。
私も、第一子の妊娠時よりは症状が軽かったものの、日中の強烈な眠気、胃のムカつき、軽度の食べづわりは手術当日までありました。
また、少しお腹が緩かった記憶もあります。
もしかしたらそれが唯一の流産の兆候だったかもしれません。
■手術当日(日帰り入院)
通院は半日ほど。1日有休取って、夫には自宅でスタンバイしてもらいました。
手術中は吐く可能性もあるため、術前6時間は飲食禁止。夏場だったこともあり、炎天下の中、空腹の状態でクリニックに向かうのがキツかったです。(後に痛い目に遭う)
1. 前処置
最初に経腟エコー診察を行い、子宮の入口を広げるため、ラミセル(やや硬めの特殊なスポンジ)を挿入します。
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おかげで、手術の緊張感が吹っ飛びました。
その後、病室のベットで子宮の入口が広がるまで40分ほど待機します。暇。
2. 手術
時間になったら手術着に着替え、手術部屋へ行きます。
分娩台に乗ると点滴で麻酔を流し始め、意識が朦朧とする中、手術が行われます。
行った手術方法は『手動真空吸引法(MVA)』と言って、文字通り手動で子宮内容物を吸引します。
電動と違って細かい調整ができるため、子宮内膜を傷つけるリスクが少なくなります。
10分で終わりました。
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手術で取り出した組織はその後、特殊な流産か否かを判断するため病理検査センターへ提出します。
3. 後処置
手術後は後陣痛っぽい痛みに耐えながらベッドまで歩き、しばらく休んだ後、再度エコーで子宮内を確認します。
このときは、私は麻酔の副作用と貧血で1時間休んでも立ち上がれないほどの目眩と吐き気を患い、合計2時間ほどベッドで倒れていました。
4. 会計、帰宅
帰りたかった私は、なんとか残っていた診察を行い、体を引きずりながら会計を済ませ、外で待機してくれた夫と合流します。
そして夫に半分抱えられながらタクシーに乗り、やっと帰宅!✨
その後は、ちび怪獣(息子)が保育園から帰ってくるまで爆睡し、夜には7−8割方回復しました。
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■後日
術後1〜2週間
【薬】数日間飲み続けます。
・メチルゴメトリン(子宮収縮剤):手術当日より1日3回。7日分。
・ヒブマイシン(感染予防の抗生物質):手術当日より1日2回。2日分。
・プラノバール(次の生理を起こすための中用量ピル):手術後4日より1日1回。10日分。
・ロキソプロフェン(痛み止め):必要に応じて。
【出血】私の場合、術後2日目〜6日の間、少量の血が出続けました。個人差はあると聞きますが、想像していたよりも多くなかったです。
【体調】仕事(リモート)は翌日から開始し、休憩をこまめに挟みながら、なんとか働ける程度。また、同時期に息子に風邪を移され、体調が完全に回復するまでに時間を要しました。
術後の再診査
手術から2週間後にチェックアップを行います。
主に問診と、病理に提出した内容物の結果報告、そしてエコーでの最終確認。
結果、取り出した内容物は悪性ではなく、出血なし+子宮内に残骸がなかったため、再度手術で取り出す必要はありませんでした。
■全体費用
手術前検査(保険適用) 3,270円
採血(自費) 8,580円
手術(保険適用) 17,610円
日帰り手術管理料(自費) 21,000円
手術後検査(保険適用) 1,820円
合計 52,280円
※それまでの妊娠検査費用は含まず。
他クリニックでの12週未満の人工中絶/流産手術料金例をみましたが、7万〜15万するところもありました。
どこまでの費用が含まれているのかサイトだけでは分かりにくいですが、トータル5万って安い方なのか…?
■総括:流産を経験して
今回、胎芽を確認する前の流産だったのが、不幸中の幸いだと思っています。
・気持ちの整理に役立ったこと
やはり、先輩ママさんの流産レポを読みまくったことが一番自分の中で大きかったです。
個人的には、流産の悲しさよりも、手術や自然排出に対して恐怖の方を強く感じていました。
それは単純に知識がないことからくる恐怖であり、流産の可能性が出てきた頃から他人の体験談を検索しまくり、その過程で自分の気持との折り合いがついたと思っています。
そのため、私のレポもいつか誰かの役に立てれば本望です。
・一番辛かったこと
自分が、今回の妊娠のことを無かったことにしようとしていたこと、ですかね。
職場へは上司1名を除き誰にも報告せず、つわりや流産手術による体調不良があってもバレないように頑張り…
家族には報告しましたが、妊娠〜現在までの間で会った知人には妊娠している(していた)ことすら告げず、第二子妊活の話をされても濁し…
胎児が確認できていないのに妊婦と呼べるのかと、つわり中も外でマタニティマークをつける勇気がなかったり…。
自分で決めたことだったとはいえ、自分の中に命が宿ろうとしていたことを知ってほしいという感情と、変な目で見られたくないという感情がぶつかり合い、すっきりしない気分が続きました。
***
不妊治療の時もそうですが、流産手術を経験したことがきっかけで他人の体験談を積極的に読むようになり、おかげで自分の世界が少しだけ広がりました。
子供を持つことを決めてから、良いことも悪いことも味わってきましたが、全て過去の出来事として受け入れるようになりたいですね。