旦那飯は韓国料理 番外編
●所変われば…
韓国の高校生が、90年代に流行った曲を自分なりに解釈して歌い順位を競うブログラムを見て驚いた❗️素人とは思えないうまさだった。
日本でもそんなプログラムがあるけど、正直レベルが違う気がした。
日本の場合、ただカラオケがうまいくらいの感じだが、韓国の場合は、聞き惚れてしまうくらいにうまいのだ。
「素人の高校生やのにうますぎやん❗️」といったら旦那は「あたりまえやん」とひとこと。
さらに続けて「芸術高校やから、うまくて当然や」と。
なんと、たしかにウマイ子は芸術高校の生徒だった。
まぁ、一般人でも歌やダンスが上手く、いきなり言われてもすぐできる人が多いのもスゴいと思うけどね。
韓国は、大学ありきだから、音楽をするにも音大を出てないと話にならない。
しかもクラシックだけじゃない。
うちの旦那さんも、高麗大学を出てから、どうしても音楽がやりたくて、現ソウル芸術大学に行ったくらいだ。
しかし、さすがに学歴が重視される国らしく、高麗大学を卒業したのに、芸術大学に行けば最終学歴は芸術大学になってしまう。
あの当時はまだ芸術大学が専門学校的な位置だったから周りからも「なんでわざわざエリートコースを外れて音楽なんかするんだ❗️」といわれ、珍しいからと新聞にインタビューまでされ、それが掲載されると高麗大学の友達とは上記の理由で縁が切れたそうだ。
幸芸術大学の友達は皆が年下だけど今も友達だ。
さらにまた、彼はその音大に合格させるための予備校のようなところで学院長をしていた。韓国では音楽院で入試のためのレッスンをする。
もちろん日本のように趣味で音楽をするひとも多くなってきたから、受験生のためだけではなくなっているが、基礎からみっちりレッスンするそうだ。
ここでも日本の音楽教室とはレベルがちがう。基礎からみっちり仕込む。
本気でプロになりたい子たちの集まりだけど、その子らに「将来」を訪ねるとほぼプレイヤーよりも「先生」を目指すようだ。
というのも韓国は、日本と違い、40代を過ぎたミュージシャンはよほどのメジャーでないかぎり出られる場所がないのも現実。
日本のようにいくつになってもライブハウスに出演なんてできないし、韓国はアマチュアとプロの差もハッキリしてる。
日本みたいにアマチュアでもギャラをもらうような場所は少ない。
だから、音楽をやりたい若者は将来、プレイヤーではなく、音楽院で講師や、学院長をやりたがるらしい。プロとして活躍しにくいから、その道しかないのかもしれないと嘆いていた。
旦那さんは、70や80歳でも音楽できる日本をうらやましいと思ってたらしい。
学院の先生よりプレイヤーでいたい彼には日本は理想の国だったけど、いざ住んでみたら、正直がっかりすることも多かったようだ。
韓国ではプロとしてメジャーの仕事をしていても、日本では知られていないし、アマチュアのセッションから始めた。色々辛いことの連続だった。
日本の音楽専門学校の講師に応募しても、実力を知る前に韓国人だからと落とされることもしばしば。
音楽の世界でも差別された。
実力があれば❗️と思っていたけれど、現実はそこより、人種を重視されて、本当に悔しかったそうだ。
レベルの違いと言えば、一昔前の韓国のアイドルは、ライブでクチパクではなく、踊りながら歌うから、これに耐えられるように、ランニングマシーンで走りながら歌う練習をしたり、スゴいトレーニングを積んで満を持してデビューする。
最近のアイドル発掘番組「LOUD」にハマってみていたが、たしかにものすごいハードな、レッスンだったが、韓国では当たり前らしい。
なのに、韓国のアイドルはサイクルが短い。日本よりも消えていくのがはやい。早すぎる気さえする。
まぁ、男性なら兵役が邪魔することもあるし、次々に実力を備えた新人アイドルが涌き出てくるのだから、仕方ないのかも。
だからこそ、完璧にしてからデビューする。
日本のアイドルはある程度のラインで活動しながら成長する感じだからレベルが違うのは当たり前なのかもしれないな。
今やダンスも、音楽も、メイクまで韓国のほうがレベルが高い気がしてならない。
ただひとつ、日本のほうが勝ってると思うのは衣装かな(笑)
韓国アイドルの衣装は「なんでこうなった?」と笑えてしまうようなものもあるし、女性アイドルは可哀想なくらいに肌や身体のラインを露出してて、自分の娘があの姿で歌い踊るのはちょっと恥ずかしいくらいのものもある。
その点、日本は安心してみていられるかな(笑)
お互いに文化的なところで、切磋琢磨できるいい関係になればいいな~。
年末年始、テレビで韓国音楽番組をみる時は、衣装に注目してみてくださいね。
あ~❗️早く韓国へ行きたい❗️
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