サコッシュと3億の眠気
「電気消すよ〜」
「はーい」
お互いの部屋から、電気を消すスイッチの機械音が鳴り響く。
遠距離恋愛で、毎日のように通話している私たちの会話は、くだらないことばかり。
中でもくだらないのは、寝る前の会話だ。
🎃:筆者
ぷきんの由来がパンプキンだから
🦄:筆者の彼氏
彼がおとぎの国のお姫様だから(大嘘)
サコッシュ一択
🎃「今使ってる化粧水さ、私と一緒だよね?そしたら旅行とか行くとき荷物減らせてめっちゃ良いね!」
🦄「たしかに!じゃあ化粧水たのんだ!」
🎃「スキンケア類は任せて!じゃあ🦄はドライヤーお願いね」
🦄「え?だめだよサコッシュに入らないもん」
🎃「え、もしかして2人の旅行にサコッシュで行こうとしてる?」
🦄「うん、俺サコッシュに入らないものは持って行かない」
🎃「え、着替えはどうするの?」
🦄「着替えは🎃に任せる。その代わり俺は財布持っていくから!」
🎃「お財布担当してくれるってこと!?まぁ、それならいいか」
🦄「うん、お財布は俺が持っていくから要らないよ。🎃のクレカだけ渡してくれたら、俺の財布にいれてあげる」
🎃「私のクレカ預けたら絶対それしか使わないじゃん!(笑)自分のお財布持っていく意味!(笑)」
🦄「笑笑」
🎃「そういえばさ、前にUSJ行った時もサコッシュで来てさ、2人で飲む用に買ったお茶も私がカバンに入れてたよね笑」
🦄「そうそう」
🎃「アトラクション乗る時に外したカチューシャも、私のカバンに入れてたよね」
🦄「そうだね」
🎃「何なん、この彼氏」
🦄「笑笑」
眠気を数値で表す話
私たちはよく、今どのくらい眠いかを確認するために眠気の数値を尋ねあう。
同じ眠さでも時期によって、3%と表していた時期もあれば80%と表していた時期もあったりで、
かなりテキトーな数値だ。
これはある日の数値確認。
🎃「何%?」
🦄「3億」
🎃「マジか」
🦄「3億って言ったけどさ、MAXはいくつなの?」
🎃「それ私に聞く?」
🦄「だって分かってそうじゃん。"マジか"って言ってたし」
🎃「そりゃ言うよ。こっちは100で考えてるのに100を大幅に超えた数言ってくるんだから。マジかってなるよ」
🦄「笑笑」
今日もくだらない会話の中で眠りについてしまった。
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