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心ない言葉の羅列が辛かった

作品感想の文字の羅列を、画面上で見た。

驚くくらい、その人のイメージとその人の書き出す感想は一緒だった。

直接会って、話したことがあるわけじゃないのに。


この人の言葉は柔らかいな

この人は見た目に反して、言葉に丸みがあるな

この人は親しみやすそうに見えるけど、なんだか言葉にトゲがあるな

この人、言葉が軽いな

この人は感情がこもってない話し方をするな



授業中の発言の際に抱いた印象たち。

最後に提出された作品感想シートの言葉を見て、やっぱりイメージ通りだと思った。

良くも悪くも、イメージ通りだった。


見た目に反して言葉に丸みがあると思った人の感想は、すごく素直なものだった。

親しみやすそうなのに、所々にトゲを混ぜてくる人の感想は、やっぱりどこか上からでトゲトゲしてた。トゲピーだった。

軽いなって思った人の感想は、作品を見なくてもかけるような一文たちが、学生の人数ぶん羅列されてた。

感情が読めない人は、感想シートすら提出されていなかった。


良くも悪くも、その人の他人に対する接し方が分かるコメントシートだった。

だから読んでて辛かった。

時間をかけて作った作品に、あんな心のこもってない感想を言われて辛かった。
他の人の素敵な作品が、たった一言で片付けられてしまうのを見て、辛くなった。


好きでとった授業
楽しく制作した作品
他の人の作品を見る楽しさ、わくわく感

ぜんぶぜんぶ、私には輝いて見えたし、作品を一緒に見ながら細かく感想を伝えたいくらいだった。

だから、他の人のやる気のない感想に、否定するような感想に、すごくすごく傷ついた。むしゃくしゃした。


こんなに感情的になっているのは私だけ?

そう思って、また別の人の感想を読むと、暖かくて、表現豊かな言葉が並んでいて、ホッとした。
でも同時に、この人も傷付いてないだろうかと不安になった。

別に、みんなが皆、真面目に授業を受けるべきだなんて思わないけど、

最低限の礼儀、気遣いはあってほしかった。

でもやっぱり私の考えすぎなのかな、と思ったり。

noteでは、たった一言でも、褒めてもらえたら嬉しい。コメントがなくても、スキされたら嬉しい。それはもちろんそう。

でも授業みたいに感想を書くのが義務の時、明らかな義務感を出されるとやっぱり悲しい。


人の心って難しい。
感情のコントロールって難しい。



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