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きっかけとは "旅に目覚めたアメリカ野宿"

2017/8/20 アメリカ.サンタバーバラ

私が旅にハマるきっかけとなった出来事。

何かを好きになることにきっかけは、いつでもあるもの。私の旅を好きになるきっかけは、初の海外での野宿。

海外で野宿なんて危ないだろ。と親に言えば心配されるだろう。現に私も当時は恐怖心はあったし、できることならホテルに泊まりたかった。

しかし、実際に経験してみることで、自分の中の考え方や固定概念が変わっていったいい機会だった。

この日の予定は

❶電車で途中の町のアウトレットにいく

❷ウーバーでアウトレットからロサンゼルスにいく

この単純な旅ではあるが、予定通りにいかないことが旅の基本である。

まず駅に行くと、電車に乗るだけでもパスポートを見せなければ切符が買えないことが判明。

予定変更で、バスで途中の町まで行った。そこからウーバー捕まえればいけるっしょと思って、アウトレットで買い物を楽しんだ。

さあ、ロサンゼルスへ向かおう!という時に、初めてウーバーの登録をし始めた。

しかし問題発生。ウーバーを登録するために必要なクレジットカードを私含め友達3人誰ももっていなかった。

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この瞬間この街での野宿が決定した訳だが、全員特別凹むこともなかった。寒く駅舎のない外のベンチではうまく寝付けないながらも、写真を撮り遊んでいた。

普通なら誰かが不機嫌になったり、取り乱すこともあり、旅自体が最悪になることもある。しかし我々は幸運だった。

誰かに襲われることもなく、一晩過ごせたことで、どんなことでもなんとかなると思えるようになった。

このなんとかなるという気持ちは、旅をする上では必ず必要な気持ちだと私は思っている。

1つの固定概念が壊された時、それは心に大きな変化を生み、何かを行動するためのきっかけとなると、この経験から悟った。

ここから先は余談だが、後日振り返って気づくことがあった。それは思い出を写真に残し、後で振り返ることで素敵な思い出だと感じることができる。思い出は美化するはではないかと。

おそらく写真をあまりとっていなければ、その時の感情からしか思い出すことができず、それを鮮明に思い出すことは難しい。

そこに写真の効果が出ると思う。

だから私はこの出来事の後、カメラを購入し、記憶を残すことができるツールを増やすことにした。カメラがiPhoneであろうが一眼レフであろうがそこは関係ない。大事なのは絵に残し、そこから当時の記憶、感じたこと、匂いを思い出せることだと思う。

この経験が間違いなく、心の中にある冒険心を駆り立てた出来事だった。

                                                              以上




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