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おかあさんは悩んでいる #呑みながら書きました

ここのところとってもとっても悩んでいた。
こんなにこんなに悩んだのっていつぶりかしら。

実はね、末っ子の転園を考えていたんでした。
真ん中っこ長男がこの春幼稚園を卒園して、いよいよ小学生になる。
お兄ちゃんもいなくなることだし、ここは末っ子ちゃんをいよいよ保育園にまたはこども園に入れて、働きやすい環境を整えるなんて最高では?とおもったの。
真ん中っこが年中さんに上がるときにも「お姉ちゃんが小学校に上がるんだし」という感じで転園を画策したんだけど、息子はうんと仲の良いお友達がたくさんいて、どうしてもいやだと言って譲らなかったのだった。

蹴れどこの度末っ子は「うんいいよ」とっても前向きで、これはついに私のターンが来たんではないの、というわけで市役所に申請、二次調整にてとある園に内定、という運びになった。
んだけど、ある日のお迎えのときに、園長先生が目の間に飛び出してきて熱心に説得をなさったのね。
どうか、考え直しませんか、的な。
なにかお困りのことがあれば対応しますので、的な。

今の幼稚園にももちろん預かり保育はあって、早朝保育だってあって、土曜保育だってあって、働きやすい土壌は作ろうと思えば作れるんだと思うの。
なんだけど、どうにも子どもたち延長保育の雰囲気が苦手でっ拒絶がすごかった。延長保育って、先生も変わるし、お友達のメンツも変わるし、お部屋も変わるしで、緊張するみたい。あとは、延長保育の先生との相性もあったりして。よくある話らしいのだけど。

月に数回だけど半日保育って言うのがあって、やはりその日は預かりにお願いしたいお気持ちもあるし、そうでなくても行事の振り替えだとか、新園児に向けた説明会だとか、創立記念日だとかカレンダー以外のお休みもあるんだから、預かり保育が使えないっていうのはとっても窮屈。そもそものお迎えが早いしね、幼稚園ってさ。

話が長いね。要は延長保育が苦手っていうネック。

後日、園長先生とゆっくりお話しする機会があって、詳しくいろんなお話をしたの。延長保育のことも含めて。

なんだけど、その話をね、しながら「私ってそんなことを思ってたんだな」とかさ「そんなに悩んでたんだな」と思うことがぶくぶく出てきてね。
なんだかとめどなく涙が出てしまってね。園長先生からしたらとんだ情緒不安定なお母さんだと思われたかもしれない。恥ずかしい。

私ね、働くことに罪悪感があったみたい。

誰に頼まれたわけでもないのに、嫌がる預かり保育に入れてまで私はなんで働こうとしてるんだろう、と思うことが辛くて息苦しかったみたいだ。
私はそこから解放されたかったみたい。
日々は慌ただしくて、いったん直視しちゃうと立ち止まらざるを得ないことってつい目を背けてしまう。悩んでる場合じゃないだもの。暮らしを回すことで精いっぱいよ。
なんだけど、園長先生とお話をして、そういうことに気がついた。

園長先生は預かり保育に関して、とても真摯に受け止めてくださって、丁寧にフォローしていくし、先生との相性も注視して安心して来てもらえるよう努めるとやさしくやさしくお話してくださって。
もっと早く相談するべきだったのかもしれない、でもなんんか面倒な親と思われたくないとか、いろいろ守りに入っちゃって、気がついたらなんだかとっても無理していたみたい。自分のことなのに、みたいみたいっておかしいね。

あとはさ、息子の卒園式が激感動だったの。
4年間お世話になってたくさんのお友達ができて、なんだかとってもたまらない気持ちになったのね。彼もなんだかさみしそうだけれどとっても満ちていて、ここで過ごした時間の尊さみたいなものを感じてしまって。

せっかく2歳からお世話になってきたんだしこのままここでたくさん思い出をつくるのもいいのかもしれない、みたいな気持ちになってしまった。

そこへ来て、内定した園がびっくりするほど空いていてい、なんと末っ子の同級生が末っ子含めても5人という事実が判明した。
もちろん、少ないことにもメリットはあると思うんだけど、社交的でお友達が多い末っ子には少し退屈さもあるかもsれなむと思ってしまったりもして。

と、それだけのことを踏まえても子ども園に転園したい気持ちはやはりくすぶってものすごく悩んで悩んで夜も寝れないよ、みたいなおきもちだったんだけれど、けっきょく転園はやめることにした。

子ども園さんも、幼稚園も、お返事は待ちますからね、ご家族の納得のいく決断をしてくださいね、と言ってくださって、煮え切らない私の話をいくらでも聞いてくださって、本当に感謝しています。

とにかくね、ものすごく悩んだの。
もう一生答えが出ないのでは、ってまじでお思ったし、4月を迎えたくない、とも思った。
毎年度毎年度、年度末には来年度こそよりよくなる、という希望的観測出、ここ数年いろいろ調整を重ねてきたけど、しんどさはどういうわけかあんまり変わってないね?と思って、ここで私ようやく気がついたの。

多少の苦楽の差はあれど、ほぼワンオペで、祖父母身内が近くにいなくて、3人お子がいる、という時点で「大変」は燦然と光を放っているわけだから、多少の調整なんて焼け石に水なんだわ、という事実。
これ、大発見だtった。
私のおつむが劇的によくなる、みたいなミラクルが起きない限り、そうそう変わんないんだと思う。

だからね、じたばたしないで、今の環境に感謝して甘んじていこうじゃないの、という結論。
環境が変われば私も子供もそれなりの負担はあるわけだしね。それってそこそこ大変だし苦い部分もある。

*

そんなふうにものすごく悩んで、悩んで、しこたま悩んで我が家なりの次年度の答えがようやく出たんだけど、ここでものすっごく驚いたのは末っ子がなぜか転園を手とっても楽しみにしてたってこと。

仲良しのお友達がいなくなることにかsんしては

「でも新しいお友達ができるでしょ?お名前を言えばね、お友達になれるんだよ!」
そして、
「新しい先生に末っ子のかわいい~髪型をみてほしいんだもん!」
「制服がないんだよね。ミニーちゃんのお洋服着ていこうかなー!」

という感じ。

やはり幼稚園に残りましょうか、という段になっても、しぶとく転園するのだと張り切っていた。
なんかもう…振り回してごめんやで、というお気持ち。

いや、おかあさんもあらゆることが初心者だから、人生も子育ても、うまくやれなかったりうまく決められないこともあるのよ。呆れないで、怒らないで。一生懸命生きてるの。

はあこれでようやくひと段落。

しかしまだまだ、色々決めないといけないことがあるみたい。
それはまた別のお話、またどこかでできればいいな。

少年B さんの編集で今の私の働き方について書きました。ので、どうかこちらも併せて読んでもらえたらとてもうれしい。
働くってなんなんだろうな、とどこまでも考えた3月だった。

また読みにきてくれたらそれでもう。